2012年12月18日

その7


ツイッターでフォロワーさんとお話していてふと思った事です。
もともとは、先日の選挙がらみではあったのですが・・・
こちらの作品の後書き2,3でも若干触れましたが(こちらではコーラス3についてですが)ファイブスターに出て来る国家って選挙をするような国は少なそうですが(メインだと、ボードの所・・・トラン連邦くらいか?)意外と少ないのが完全直系制。

AKDもそのはずだった筈ですが・・・国家元首が固定されてしまいました(^_^;)
ハスハ・・・は巫女で纏められ(もともとはバラバラな国で、巨大になったのはごく最近)巫女は指名制(血縁全く関係なし。まず能力がありますしね)
クバルカンも法がメインでやはり後継者は指名制。
ロッゾなんかもどちらかといえば連邦国家っぽい性格を持つし、
メヨーヨは「やられる前にやる」みたいな感じだし、
ぱっと思った完全直系制の国って、バキン・ラカンとコーラスくらい?

この2カ国が完全直系制なのは、両国とも”カリスマ的才能”を持った君主が血の流れで登場するため。
前者は聖帝として騎士の能力を見分ける力を。後者は世継ぎが必ず騎士になるからです。
しかし本来、騎士はいくら強力な家系だからといって、子孫に受け継がれ誕生するものではありません。

そう思いながらデザインズ3のフィルモア帝国の系図や解説を見ていると、さぞシステムが複雑そうというのがいつも思う事なのですが・・・あまりに王家が多い。これは古い歴史により色々な派生王家が誕生しているだろうというのも考えられるのですが、もう一つ思った事。
「皇帝が騎士であってほしい」が故のシステムなのかな、と。
コーラスが国家の仕組みとしてシンプルなのは、長子が騎士である→カリスマ役が即得られるということですが、本来のFSSの枠組みならば、息子娘が騎士になる確実性はありません。それゆえ、いつでも何処かの王家で騎士が誕生するようにレーダー、フィルモアの2大王家が統合する事もなく、しかも親戚王家あんなにあるのかな、と。、
別に人物が優秀ならば皇帝が騎士である必要も特にないのですが、強い国家、伝統ある国家であるならばカリスマ的存在として騎士である方が圧倒的に人民のプライドをくすぐるだろうと思うからです。
(と思ったらDESIGNS3のダイ・グのところにそういった記述が書いてありましたね。)
ダイ・グのお爺さんであるフルダ・ダイ・グ・フィルモア4は騎士ではなかったですが(DESIGNS2の剣聖の家系参照)お嫁さんに剣聖彗茄が選ばれたのも・・・勿論彼らには彼らの出会いのドラマがあった筈なのですが、結果的に彼にとっても、国家としても「有効な手段」だっとはいえるはずです。
ただ彼らの息子は物語の通り病弱で騎士ともならずに子孫を残すだけの存在になってしまい(う、書いていて残酷だな)孫のダイ・グが家系、血筋、能力とも優れていた為若くして皇帝に選ばれたのかな。と(若くしてなったのは、レーダー8がクリスへの恩赦を、という意向で早まった事も無視できませんが)

そしてあまりに若い皇帝が登場したわけですが・・・ふと思ったのですよ。
ダイ・グの周りにはおばあ様である剣聖慧茄をはじめ、クリス、アルカナ・ナイトをはじめとする強力で彼を慕う者達は大勢いるわけですが・・・実は、彼には参謀役がいない?
GTMのトリハロン皇子におけるボットバルト、ハスハのギラと対になるバルンガ、ミューズに対してのノンナ、ボスヤスフォートだってペールがいます。レーダー8にだって「帝国老人クラブ」の面々がいました。別に強力な能力を持っている必要はありません。コーラス王におけるマイスナー、バランカの役割を果たしてくれる、武力とは違う意味、政治的に自身が信頼できる面々です。
剣聖慧茄はフィルモア帝国の実情を良く知る人物ですしその役も出来る筈なのですが、彼女はあくまで武人として動いてしまっていていつもダイ・グの側にいません。
同じくそういう役割が果たせそうなのがトライトンなのですが、彼はあくまで他所の王家(レーダー)の王子であり本人もそれを自覚しており、また彼自身もちょっと実直すぎて・・・という所はあります。
クリスはまだ若すぎるよね。それに、彼に対して愛情を持ち、ダイ・グに対しひとり誓いをたてていますがこれもあくまで武人として彼を支えていこうとするものです。

フィルモア帝国には皇帝陛下ですらわからないような所もあるカーテンがたくさん控えている、というトライトンの発言から、またミヤザとかティルバー女王のような「皇帝陛下のため」と言っているけど裏でよく分からない動きをする、信用できるの?みたいな面々が周りに多くいるのだから尚の事、時には主君と違う意見もするだろうけど、基本的彼のために動いてくれる立場の人物っていた方が良いのに、と思うのですが、若いのに何故かダイ・グにはそのような人物が控えていないように思います。
戦争ではなく、国家とのしがらみまでもひとりで戦わなければならないのかという印象が最近一層強くなりました。
しかもいざとなれば、その複雑なシステムゆえに、次の皇帝になれそうな人物も、たくさん控えているよとミヤザさんは言っています。「もしも陛下に何かございましても、翌々日には新皇帝も決まっておりましょう」と。いやぁ!変な事したら皇帝下ろされちゃう、または内側から抹殺されちゃうわけ??
それって立場が似ているじゃないですか・・・GTMのトリハロンに。

しかも、彼にはもう一つ大事な役割を担って欲しい立場のひとが欠落しています。
「彼の本心を知る、心の支えになる人」です。
いるじゃん、クリスが・・・と思いたいのですが、クリスは真正直に彼を支えていくでしょうけど愛情表現は戦でしか表せないでしょうし、DESINS3にあるダイ・グ王家正装の表記・・・「晴れの正装で~着こんで行った訳だがそれだけではなく、クリスティンを助けに行く為にこれに着替えたのであろう。本人は多分気がついていないが」とあります。
クリスを助けに行くのが無自覚ならば、ましてや好きなのも無自覚なのではないですか?
ダイ・グがもしクリスが好きならばもっと熱のこもった表現があっても良いんじゃないかと思うしその思いだけで彼の支えの一助となる気がするのですが・・・本人気がついてよ!イヤリング渡したんだし・・・
クリスとの会話には温和な空気も少しだけ感じますが、彼の重圧が皇帝の仮面を外させていないような印象も受けます。(彼が今の所仮面を外したのは、フィルモアの計画を話したとき・・・彗茄に対してだけだはないかと。しかし、おばあさんだもんな。あくまで・・・)
ただでさえ孤独な立場の皇帝です。彼を慰めたり励ましたりする若い人、いないのでしょうか?

これから縁談の予定も控えているみたいだし、果たして妃になる人にその役割は期待できるのでしょうか?・・・誰にしても基本は無理だろうなぁ。クリスならともかく。クリスはその役が出来ません。
ニオも懸命にダイ・グを支えるでしょうけど、やはり若く実直すぎて参謀も無理だし、かといって彼の心の支えになる役割になるとは思えません。
チャンダナは?違うよね(^_^;)コーラス3はその役がウリクルだったのですが(妃じゃないのが大問題なのですが、ここでは置いておきますw)
そういう意味でも、天照もまだ、その役割がラキシスではなく命様だったりリトラだったりする所がありますよね。徐々に、ちょっとずつだけ変わっては来ているみたいですが・・・まだまだかな。

いやFSSを読んでいる多くの方がダイ・グの将来について不安に思っている、あるいは何かを想像している事とは思いますが、
GTMのラストにクリスらしき人物が出てきますが、ひょっとして、新しいフィルモア皇帝(という事にしておきますよ。外れたらごめんなさい)にとってはクリスは彼の良き参謀になっている可能性があります。フィルモアの実情を身をもって学び、ダイ・グの真実と思いを受け継ぎ、その生涯の最後まで帝国に奉仕する立場として。
そんなクリスティンの人物としての成長を、今後見守っていく私たちになるのかもしれません。ダイ・グとの辛いドラマが背景に控えていそうな事を予感させつつも。


12月19日追記。

昨日書いた上の記事を思い起こしていたら、ある事が急に頭をもたげてきました。
リブート7のノルガン・ジークボゥのキャラシート記載にある「とある女性が絶えず見守っている。そしてその女性こそが・・・彼を導く支えになっているのだ」というこの女性、実はクリスティン・Vではないのかと。
勿論これはGTM最後の人物が=ノルガンである事、さらにフィルモア皇帝である事(レーダー9かどうかはここでは一旦置きます。私はそう思っていますが)が条件になりますが。
あのなぁ・・・先日もジークボゥはレーダー9じゃないんでは?というお便りを頂いた後だろう!とある意味厭きられそうな展開ですみません・・・。

しかし若き皇帝を支える参謀としてのクリスを思い描いた時、ああ、ひょっとすると彼女が映画の最初と最後に登場するのはとても意味あることではないのかと急に思えたのです。最後に出て来る彼女は、ちょっとだけ老けて見えましたし。(アイシャみたいな感じ?)

DESIGNS3のクリスティンの表記。最後に「誰よりも戦いたくないのだ」という表記があります。しかし、今現在は戦う事でしかフィルモア帝国への忠節を、ダイ・グへの愛を表現できない状態でもあります。この表現に長いこと疑問符を持っていました。
しかし魔導大戦でひょっとすると彼女は気がついてしまうのかもしれません。「戦だけでは大切な人を守れない」のだと・・・と思えたのです。
国をより良い方向へと新しい皇帝を導く「参謀としての」役。それはフィルモア帝国の危機→国がなくなる事に対し、帝国民を他の星に移すという無茶でどうしようもない使命を、今までダイ・グや慧茄やレーダー8とかが背負ってきたものを理解しつつ、でも戦ではなく何か他の手段で見つけること。
優しい人物であるジークボゥを帝国の複雑なしがらみから守りつつ、彼を支えるのにはぴったりではないでしょうか?帝国に尽くす事を定められたクリスなら・・・彼女の成長如何にかかりますがクリスならやり遂げられるような、そんな気がします。
そしてどうやって新しいフィルモア皇帝はその責務を果たすか。・・・それは以前私も予想しています。(「その3」をどうぞ。)これに関して、今の所妄想を変える予定はありません。

ダイ・グとの間には花壇に花は咲かないと言われましたが、ひょっとすると大輪の花が咲くのかもしれませんよ。それは恋愛とかではなく、戦いでは生まれ得ない平和の花。例えその前に悲劇的な結末が二人の間に訪れてしまったとしても・・・。

2012年12月6日

その6


初日から立て続けに3回見た後、忙しかったのもあり中々映画館に足を運べませんでした。もうその間他の方も多く書かれていると思うので、ここではつらつらと。
やっぱりというか、4回目も映画の間終始ニコニコして、またも途中でうるうるしてしまい、結局終わった直後に次の回の切符を買ってしまい、5回見てしまうことになったのでした。
今回やっとカイゼリンの美しさが判った気がする(ずっと、認識する前に終わっちゃう感じで・・・)
白く発光するところなんかは鳥肌物でした。あの色合いは何を意味するのか、そのうち分かるのでしょうか。マーク2や破烈の人形も、やっとディテールをちゃんと見た(認識した程度ですが)気がします。
そして「、見たいな」と可愛く言っているLDIの台詞と金属音を伴う髪の流れに、うっとりとしてしまうのでした。

さてもう今更なのかもしれませんが、まず最初にごめんなさい。
ビギナーズガイドの最初に出て来るのは鳳凰じゃなくて・・・ラブでしたね^^;
じゃあ彼?が落とすものは羽ではなく・・・鱗か?でもひらりとするものですよね。
彼はLEDなのかはよく分かっていません。もう言葉通り「GOD of FSS」でも良い気がしますが。色々いそうだから神様にも。もしLEDだったら、彼はすえぞうの先代?なのかな・・・

ただ色々説はあるこのGTM,私も勢いとはいえ多いにぶちまけたことを反省し、分かるものは訂正しようかとあれこれ確認もした(ツイートに色々上がっている小ネタ・・・市場の中にLDIがいる、とかは2度見たのに分からなかったよorz)けど、寧ろ「やっぱりそうだよ!」と思う事のほうが多く、これじゃ駄目じゃん、と大いに悩み中です。
今回は今まで書いたこととはちょっと違う項目を2,3だけ。皆さんもう気が付いている事でしょうし、またどう思われているのかわかりませんが・・・

・LDIの言う「1500年後」
3000年後のほうは多分魔導大戦~AKD侵攻~カラミティ崩壊あたりで良いと思うのだけど、1500年後のシステム・カリギュラは何を?
それで同時に気になったのが映画内で言っていた「平和を築く堅牢なシステムを」(みたいな事)。
東西の大国が一つにまとまってフィルモア帝国が出来、惑星連合の平和の礎となるように、これに準ずることが→事件を伴って、その後星団が一つになるようなある事が起こるのかな、と。
と思うとやはりここは星団法制定あたりの事を指しているのかな?と感じています。
DESIGNSにも天照のミコト、コーラス19世のエピソードが今後用意されている事が書かれ、星団法についての記述もいくつか見受けられます。星団法が出来たのは2000年初頭とあってちょっと微妙ではあるのですが・・・ただこのあたりに「聖宮ラーンの東宮西宮蜂起」というのも入ってくるので、この争いに各国の思惑、及びシステム・カリギュラの暗躍はありそうかな、と。
同時にこの話はゴティックメード時代(よりもずっと前、AD世紀から)のフィルモア、巫女などの超帝国系に属する人類の叡智の流れに、新たな潮流(AKD,コーラス)が入り込んでくる展開にもなるはずなのですが。そう考えると、フィルモアの歴史って凄く厚みがあると思うし、AKDやコーラスは物凄い勢いで台頭してきたことになりますね。なるほど、DESIGNSのラルゴやギエロの記述がああなるわけだ。

・最後のシーン、クリスティンが籠を持っていますが・・・
私は最後のシーン、もう目が皿になっても良いからの勢いで背景を見ておりました。あれはどこか。
円形の建物群に塔が幾つか立っているように思えたのですが結局分からず^^;ただ、画面右下に詩女を象徴する黄色いシンボル?(セイラーにも付いていたように思うのだけど)をモニュメントにしているような場所があるんですよね。パンフレット最後にあるあのマークです。
そうなるとあれはやはりプロトン城じゃなくて聖宮ラーンなのかなぁ・・・でもラーンまだ出てきてないのでこればかりは。(2巻のフィルモアのイメージに円形の建物群が出て来ることは出て来るんですが。)
ただ気になったのが、クリスティン(という事にしておく)が花の種の入った籠を持っているのですね。全然気がつきませんでした^^;
3000年経っても失われなかったセレモニーが行われる、といった風情なのでしょうか?
これは誰が、何のためにか。可能性として頭をよぎったのが
・後年の人々がベリンの功績をたたえ、そういう儀式を(ラーンで)行っている
・トリハロンがベリンの事、平和を忘れないようにと種をまき続け、それが儀式となって(フィルモアに)残されている
・・・なんですよ。後者ならこれはプロトン城でないと話が合いません。
「花が咲いたら思い出してくださいね」とベリン言っているしね・・・どっちなんでしょう?言われているラーンの腐敗がこの頃どうなっているのか良く分かりませんが、後者の方がロマンチックで良いなぁ・・・おっと、これは単なる偏見です^^;
これとは直接関係はないですが、町の背中に天使の羽を連想させる小さなマントをつけていますね。可愛いけどあれは何か意味があるんだろうか・・・

・最後の人物について。
今回1度目でおや?と思ったのに2度目瞬きしてしまい確認できなかった事が^^;
ボットバルトの服の模様・・・あれ、ブルー・スーツのエストに入っている模様に似ていなかった?
と思って見よう見ようとしていたのに、おい^orz
ボットバルトがバルバロッサ王家のひとである事は確認できるのですが、
「バルバロッサはレーダー、フィルモア両王家にかかわり、名前を隠す為にレーダーの名を持つ。独自の家紋と王家色がある」というDESIGNSでの説明に沿おうとすると・・・この家紋ってひょっとするとドナウ帝国の家紋?クリスの襟にも例の人物にもドナウ帝国の紋が付いていましたよね。(あれはFSSでは今まで登場していません。)
そして色。私てっきりボットバルトの服色からエビ茶色かと思っていたけど、・・・黒?(ボットバルトの服は確かに黒の面積も多いが)
だとしたら、ブラック・プリンスことノルガン・ジークボゥはやはりバルバロッサ王家の人という可能性が・・・
ただバルバロッサは先に書いたとおりレーダーの名前を持ってます。今までは君主を出していませんがかなり重要な家系の人物で「カーテンの奥の奥」から出て来ることが決まっています。
となると全部盛りコース「ジークボゥ=レーダー9=もとはバルバロッサの重要人物」なのかい??
(しかも私の場合、ここに更に→”トリハロンによく似た人”という更なる盛りが^^;でも改めて画面で確認し、絶対似てると思った。彼が皇帝になった17年後、はあの人物くらいの風情になっているだろうし。DESIGNSでの表記から、”~に似た人”とはほぼ同じ人物、ぶっちゃけ魂が一緒なのではないかと考えてます。これが書かれている人物はかなり少ないですが他にもいます。血脈とも関係なく)

ここで気になったのが、この人物が帽子にウォータークラウンをつけ、トリハロンの茜の衣を同時に身に纏っていた事。ウォータークラウンはレーダー王家のシンボルで、茜の衣はフィルモア王家の象徴でもあり、同時はありえないから。
でもバルバロッサ家のあの説明なら、レーダー9がバルバロッサ家の人なら同時につけていてもおかしくないか・・・よく分からんなぁ^^;
やっぱり、結局もう一回映画観ないと駄目?
・・・今回も、結局先生の高笑いが聴こえてくるような、そんな気分になるのでした^^;

20121206 チーク(cheekandlip)

追伸 個人差はあると思いますが、この映画は、映画館のやや前よりで見たほうが、一層迫力が出て良いんじゃないかな、と思いました。4回目は前方よりの真ん中席、5回目はど真ん中で見たけど、4回目の方が驚きも大きかったしチェックもしやすかったように感じました。
大都市では上映も終わったところがあり、新宿もこの週末から劇場が小さくなります。一方その広がりは段々とあちこちに回り始めています。どうぞこの素敵なお楽しみを、あなたのお近くで体感できますよう。


2012年11月12日

その5


とにかく今回一番の不満だったのが…宣伝費なかったんかい‼と言いたくなるような作品以外でのお粗末さ。
今でも「え、ゴティックメード公開していたの?」「出来ていたの」「映画作ってたんだ…(これは少数だけど、いた。)」というツイートを幾度となく見かける度に思う。このツイート自体はまだ映画のことを知り得たんだからいい方です。ひょっとするとFSSファンでもかなり暫く経ってから気がつく人出てきますよこれでは…

もうとにかく何もかもがずれている。

雑誌ニュータイプでの情報は少なく(作品に関するものではなくイベント系。あんなギリギリじゃ載せられないか…)、
公式サイトはFLASHの嵐なのかPCでないと確認出来ない。スマートフォンの方も多いだろうに。ネットの認識、数年分止まってる?(デザインは工夫できるでしょうに…)
また、折角永野先生と井上社長の楽しいお話が聴けるまも☆しんは何故かPodcast。(これ、YouTubeとかニコニコ動画に出来なかったのか?閉鎖的印象も抱きつつ聴いてました。公式サイトに動画置いておくだけでも違っただろうに…と思ったけど、公式のお洒落感??を削ぐから?。いやそんな場合では…)
おまけに最初は公式SNSがFacebookしかなかった。(実名で漫画やアニメを語れる方は絞られてしまうはず…)その後で出来たツイッターも情報が遅いし何より、熱意を感じない。
ツイッターを工夫して使っている企業アカウントは、自ら祭りが生み出せる様、色々発信したり(それが例え売りたいものと直接関係のないことでも)ファンに提案してくるのになぁ。ツイッターできた時に公式ハッシュタグ作ってくれとすぐお願いしたのに、出来たのは大分後だし、また面倒なタグを…(ごめんなさい。公式タグ#GTM_1101使ってますがアンダーバーやめて欲しかった…字数考えないならなら#ゴティックメードで良かったんじゃ。)
プログレさんの(エスト表紙のね)アカウントはプログレという音楽を多いに広めよう、という思いを多いに感じるのになぁ。少なくともこの作品の、あるいは永野先生の何かを伝えたい、という個人の姿が(偽であれ)浮かび上がってくるようでないと、ツイッターでの発信は、bot以下の存在になってしまうと私は思います。

ニュータイプだってFSSトランプの件で多いに失望。…私は以前の宣言通りあれは買ってませんが^^;先生のことでは一番当てにしているんだから綴りを間違えないでくださいよ…やっぱり熱意がないのかと思ってしまうではないですか。

私は多分、このブログを書いていた以上、ファンの中でもマメに情報チェックしていた方だと思うし分かればツイートやブログで即話題にするようにはしていましたが、何せ偏見強いただの一ファンでは限界があり過ぎる。もうそれはここ半年多いに痛感したことです。
公式が同じ事言ってくれたならもっと情報の輪が広がるのに。と思った事は何回かあります。
しかしそれ以上に、まも☆しんで製作発表イベント決定情報が2日前とか、公開前日イベント発表が3日前とか、告知そのものが遅すぎるよorz
これは実際にファンが足を運ぶ、運ばない、というのもありますがその前にそんな事があるんだ、という情報そのものが時間がないから大きく流れない。それでは映画の宣伝に全くなっていませんよ!
それでも私は、幕張メッセのイベントは、知ったのが2日前でもその日だけは空いていたので、何とか出かけてブログの記事にしようかと思いましたが、調べたらチケットが既にないイベントだとわかり、その時は物凄くガッカリしました。ファンをワクワクさせる筈の数少ないイベントなのに、失望させてどうするんだ…

とにかく11月1日映画ゴティックメードが公開されます!こんな映画でこんなイベントも予定しているよ。楽しみにしていてね‼という情報すらちゃんと流れないようでは、ファンもそうだし、そうでない人はもっと知り様がない。何でこんなに「響かない宣伝活動」になってしまったのかは、大いに疑問に感じています。
製作延期とかで色々狂ってしまった点もあったのかも知れないけど、さ…

※新宿タワレコで川村万梨阿さんのミニライブイベントが12月15日にあります。(私は行けませんが)これくらいじゃない?普通の人がスケジュール調整して行ってみようかと思える余裕のあるイベントは…まだ時間がありますので、もしご興味がある方はこちらをお読みになった上で、参加券をもらって楽しんできてください。


さてもう映画は公開されてしまったので、後はクチコミやこういった活動に僅かな希望を託しつつ。
GTMの世界は、私にとって魅惑の世界でした。映画でもアニメでもなく、美術館に作品を観に行くような感じ。
前にも書きましたが、草原のそよぎ、見たことあるような、でもないだろう雨の風景、雷雲に砂漠の乾いた感触、刻刻と色を変える空と大地と水面の色、民族と衣装、食べ物!(どれも美味しそう…スタッフドトマトとかナンとか。うどんも見られてここは中央アジアかしら。もともとイラン料理とか好きなので眼がキラキラしたかも^^;トリハロンのおやつらしきショートブレッドも良いですね。)
そしてキャラクターの周りをふわりとなびく風。ただただ美しく思え、あの世界に潜りたいなとスクリーン越しに思いました。
展覧会を見ている様な…という色の変化に、突然謎の幻像が忍び足で飛び込んで、たちまち急スピードと爆発音のような感覚を得た時、恐怖と美しいな、という思いが同時にやってきて、これは非常に身震いがしました。個人的にはカイゼリンのシーン以上に鮮明に。
カイゼリンに関しては…綺麗だな、と思っているうちに全て終わってしまったのがちと残念でした。ただ気になったのは、その後あのエンブレムを探し当てるシーン。彼女?の頭脳がそうさせたの?それともここはおとぎ話?(KOGがジュノーンに剣を渡すような)それによって話の印象がまた変わり、若干気になるところではあります。
そうそう、サントラについても書きたい。グッズの中でイチオシだと思います。映画を気に入った方は是非手にとって頂きたい程。演奏も丁寧で美しい。録音も素晴らしい。途中からは更なる熱気も追加されます。永野先生のレビューもあるよ。(ただ、カイゼリンという曲は、JesusJonesの"Phoenix"や"Starting from scratch"とか似ているんだけど…やっぱりマヨール・レーベンハイトのモデルってマイク・エドワーズ?^^;)
そうそう、今かかっている「巨大な陰謀」は、FSSでも色々使えそうです。漫画ファイブスター物語を再度読み返してると時折この曲が頭をよぎるようになりました。お試しあれ。

色々賛否両論あるようですが、私個人は、初回はファン向きかとも思いましたが、2回目、3回目と印象が変わり、この作品はFSS全く関係なく好き嫌いが生じるように思いました。この作品からFSS知った方は後々、その背後に潜むものに驚けば良いじゃないですか。映画ゴティックメードのお話はオペラの多くがそうであるように、FSSとも違って至ってシンプルです。だからこそ余計浮かび上がる「作者のデザインとこだわりと世界そのもの」を気に入って頂けるのはセンセイのファンだけではないと今は強く思います。
(FSS知らないけど映画に興味を示し、気に入って下さりそうな方にはいきなりツイートでお声をおかけしてしまった方もいます。もしいたらあの時は不躾ですみませんでした。素敵な出会いになっていれば良いのですが…)
前にも書きましたがこの作品は映画ではなく、永野先生が手がけた芸術作品だと思ったら全てが合点がいくようになりました。作品だけなら大変贅沢で手間暇かけただけのことはあります。熱狂と冷淡が見る方によって同居する映画というのもまた面白い。アートって本来はこんなものではないでしょうか。

しかし、私たちも先生も時間がそう潤沢に残されているわけではありません。コーラス3のように剣を託す訳にも行きません。どうぞ先生にはなるべく早く、世界の続きを観せて頂きたいものです。

20121112
”チーク”(cheekandlip)

追記
色々飛び交っている最後の人物。多分ウォータークラウン+エストから=レーダー9だと思うのは間違いない(と思う)のですが、レーダー9=ジークボゥ→まんまトリハロンだと飛躍しているのはどうも私だけみたいだなぁ・・・^^;単純すぎる?
でもカイゼリンに乗って敵を倒したときの姿。何故彼は涙ぐむ?
実際の戦闘がはじめてだったの?
ベリンに責められるのが悲しかったの?
それとも必要に迫られた事とはいえ、人殺しそのものが、彼には辛い事なの?
(↑勿論物語り上での、お話でですよ。)

これがいずれの場合にせよ、どうも強い筈なのに気持ちが繊細すぎるだろう皇子様~と感じてしまうのですが。おいおい大丈夫かよ、と思いながらドラマが進行していくと、ベリンはそんな彼を理解しつつも、そんな彼だからこそ皇帝になるように進言します。
血が流れる事の苦しみが分かる彼だからこそ。と思った瞬間、ジークボゥの説明文と重なるような、そんな気がしたのです。トリハロンは「優しい人物」なのだと。
そしてどういう経緯があったのか詳しくは分かりませんが、彼は戦闘によらずに、周辺諸国を纏め上げ、やがては二重帝国の皇帝になります。(この周辺諸国を纏め上げ~という表記は、戦争を国是としないコーラス王朝の成り立ちでも時々出てきますね。)
そんな偉大な人物であるならば、レーダー9がそっくりさんであっても良いなぁ、と思ったのです。
ダイ・グも素晴らしい人物なのですが、彼はシステム・カリギュラの暗躍すらも利用しつつ戦によってフィルモアに別の領土をもたらそうと画策します。(それが決して彼の本意でなくてもね)
しかしこれが上手く行かないだろうと、年表を目の当たりにしている多くの読者は彼の悲哀と共に大いに不安に感じている筈です。
加えてフィルモアには星崩壊までに時間がありません。そんな中もっと「優しい人物」が皇帝になってしまったら・・・
それでも何か重大な決意を伴って事に当たるとしたら、きっとダイ・グとは違う方法で何か乗り切ろうとするのではないか、そんなドラマがあっても・・・いいかなぁ。と。
ただし、フィルモア帝国の組織内はあまりに複雑で正直関わりたくないような部分も多いにあるような気がして、そういうのにどう立ち向かいつつ一つに纏め上げるのか。(でないと国民が滅亡してしまう)そんな事をラストを見ながら思ったのは確かです。
たとえこの文章が大外れでも、フィルモアの星崩壊が起こるのは年表上の事実ですし、そんな事に頭を巡らせられただけでも良かったかな、と思っております。

2012年11月11日

その4


お祭り最終文書なので、ここは遠慮も配慮もなく書いてみようかと。
ゴティックメード、結局3回観に行きましたが、漫画のように好きな時にふらりと観に行ければありがたいのに。と思います。
公開中にあと1回は足を運びたいですが、あの風景を、あの物語は叩き込むものではないと思います。
BDですら不可能かもしれない高画質だというのが本当だったら、という不安がありますが。あ、でも家のテレビじゃ、全く表現力足りないでしょうが。それが一般的なご家庭の最新型でもね。

映画ゴティックメードは、いきなりわかり難い例えで申し訳ないですが、パガーニ・ゾンダRみたいな映画でした。
今家のTopGearのカレンダーがそのゾンダRなのですが。
パガーニはイタリアのスポーツカー・メーカーです。
ゾンダはその個性的だけど流麗なルックスと、妙に少年っぽい感覚、そしてレーシングカー的要素を秘めた市販車として人気があり、パガーニ自体は小さなメーカーですが、一躍車好きにその名を知られるようになった所だと思っていただければ。
※ちなみにTopGearというのはイギリスの自動車番組なのですが、現在BSフジ&ニコニコ動画で再放送されています。永野先生も大好きみたい。…成る程ね。この番組好きはGTM、好きになるかもね。

その中でもゾンダRは異彩を放っています。

まず、公道を走れません。
FIAのレギュレーションを満たしていないので、レースにも出られません。
サーキットで個人的に走らせるしか、持ち主は使えない車です。
しかも、見た目はどう見てもかっこ良いプロトタイプ。エンジン音はF1。(今のF1よりも良いかも?)そんな車です。
そのルックスなど知りたい方は wikiにあるゾンダの項目をどうぞ。 たっかそうでしょう!?^^;

ある日レンタカーを頼んだら、この車がやって来たような感覚です。

・普通車じゃなきゃ駄目?じゃあNG。
・これで公道走ったら警察来るんじゃ…じゃあNG。
・でも乗ってみたい!!格好いい!

・パガーニの車が借りられる!じゃあ乗る!絶対乗る!
・えー、でもゾンダRじゃ免許抹消されるかも…

この映画の対象者は真ん中の2通りだけです。これで多少お分かり頂けたでしょうか。
つまりはじめましてでも惹かれれば楽しめるだろうし、かなりのFSSファンでもNGな方はいると思われる、という点です。でもリスクを顧みず試してみようと手を出した方は至福。
私は当然?下から2番目ですね。免許取り消しになっても良いから乗りたい。ー勿論乗ったら乗ったで印象やら不満もあるのですが。

その不満についてから。主役二人のお話…これはまた後ほど大いに語りますが、それ以外が全くと良いほど薄味なこと。
ボットバルトもアデムも、他の皆さんも。これははじめての方にわかり易くするため?
それともFSSのスパコーンとヘアードのドラマに繋げよ、ということ?(違うと思うが…^^;)
私はGTMが70分強の作品だと知ってから極力情報は頭に入れないように努めてきました。短いと判った分、PCでなく、スクリーンで驚きたかったから。
なので初回は主役2人とカイゼリンの名前しか覚えていきませんでしたが^^;でも、それでもNTとかは買ったりしていたので他のキャラクターがいることは承知していました。
これを念入りにチェックされて、あれこれ活躍を期待していたファンほどガッカリした可能性が、私の頭をよぎりました。
ただFSSファンだったら、あの方みたいに全く活躍しない可能性も考慮しとく必要、あったのかも知れないけどorz
もう5分で良かった。せめてあの二人には、もうちょっと喋って一体どうなったのか位匂わせて欲しかったです。
あと、最後の文!せめて2カット、皇帝トリハロンと詩女ベリンの正装とか仕事ぶりでも絵にして表して欲しかった。ちょっと知らない方には説明不足と感じました。多分それ位なら後ほどのネタバレにはつながらなかったはず。

作品内容の不満については以上^^;
ただそれ以外にもネガティブなお話はあるのでそれについては後ほど。

ではキャラクターの話が出たので、ベリンとトリハロンについてでも。
これ書くと皆さんに唖然とされそうなのですが…
私がFSSで大好きなシーンを挙げると
「2巻でコーラス3とウリクルが黒騎士見に行ったシーン」
「9巻でモンドとバナロッテが互いの騎乗する個体を見せ合うシーン」
「11巻、ちゃあとジョーディ先輩がバイト先で語らうシーン」
を出してしまう私が、このお話キライな訳ないでしょー‼orz
(何でそのシーンなんだよ、とFSSファンの皆様に言われそうなものばかり・・・いや好きなんだ。ごめん。)

ちょっと意地悪込みのスッキリとした表情を出すかと思えば、真剣なまなざしで訴え、かと思ったら可憐に優雅に種を巻き、柔らかい微笑みを見せるベリンに、
怒り心頭にぶちまけてみたり、オブラートにくるんでみたり、一方で皇子の立場と少年の若さが合わさった強い責任感を感じさせるトリハロン。
先生のボーイミーツガール話しはもう問答無用と言ってしまう位大好きなのですが、これはまた予想以上の感覚でした。
やさしい空気を感じるんですよ。今時の少女漫画だって刺激が…という感じなのに。こんなの観て幼稚だと言う人がいても不思議ではありませんが、そう言っている人がもし隣にいたら、このテンポと共感が、相思相愛の第一歩だと気づかんのかー!と言い返してしまうかもしれない。心を通わせつつもきっとふたりはもう出会わなくて、二人とも民衆に心砕く人生を送るんだろうけど、それでも互いは「私の大切なあなた」なのかなぁ。とこれまた少女漫画のようなセリフを呟くLDI同様に(私もトシですしねorz)しみじみしてしまったのに。
あのラストが…えっ、えっつ、えーーーーっ‼

※そして色々妄想していたのですが、どうも皆さんと予想が違う…
ベリンはレーダー9を見守っていくのだと思ってました。私は彼を「久しぶりの新規時空越えキャラ」だと認識していたのですが…。
成長したジークボゥであり、トリハロンそのものじゃん、(コーラスみたいにやや風情が変わって)と思ってしまったのですが…違うのかなぁ。
私のアタマがお花畑と言われればそれまでですが、カラミティに蒔いた種がプロトン城に咲いて時代が移り、アドラー侵攻あたりの絵かと勝手に思っていました(クリスが若干老けてますし)
どうも当たってなさそうなのでショボーン。でも一応書いておきます…
※先生のどうだ、参ったか!ハッハッハ~!!みたいな顔が浮かんできてしまい、すごく仏頂面作りたくなりますよ本当orz。

長くなってしまったので、後半に。




2012年11月7日

その3


再びどうもこんにちは。
これは思い切り妄想含んでいるので、どうしようかとも思ったのですが、映画のネタバレに繋がるしなぁ、と再びこちらからお送りします。

映画ゴティックメードの物語…というか、ベリンとトリハロンのふたりを見ていて、私は「また感じた気分」がありました。
永野先生の漫画には色々な表現…ハードでエグいのもあるけれど…時折「おいこれは少女漫画かい!?」というように受け取れるようなことがあります。
(別に少女漫画詳しい訳ではありませんが…)
FSSにもこういう印象を抱いたことが何度かあるし、他の作品でも、あるいは実生活でも一度だけ感じたことです。
そして私は永野先生が描く「こういう感じ」が大好きで、思わず嬉しくなったものですが…
…しかしこの印象を自分の中で確たるものにまでは出来ず、1回目が終わってしまいました。
しかし2回目のあと、舞台挨拶で永野先生がある一言をあのふたりに対して言ってくれたお陰で、私も大いに納得し、3回目はすっかり浸ってしまったのでした。

…そんな事を頭の片隅に記憶しつつ、もう一度FSSのリブートやらDESIGNSやらトレーサーを見返していたら、思いついた事です。
その思いつきは物凄い急激に、昔からあった疑問や、FSSのこれからの事がパズルのようにバタバタと埋まっていきました。
勿論これが正解だとは思いません。(もう既に違う事を考えていらっしゃる方もいますし、そちらの方が正しい気も自分でもするのですが)
ただこれも何か辻褄は合うような気もするので、妄想垂れ流しだと思って笑って読んでやって下さい。
どうせ(^_^;)答えが出るのは何年も先で、忘れてしまうでしょうしね。


まず映画で一つ判ったことを思い返しながら、トレーサーのユニオ5の記事を読み返してみました。
…ますますわからない。一番謎なのが「やがてはジュノー星にも影響を与え、コーラスの血を守り、クローソーをずっと守っている」
は?か、関係ないじゃないと一度は思ったのですが…
でも、今度はノルガン・ジークボゥの記事をリブート7から。
「誰もが驚く人物を妻とし、膨大な人々の命を救う。そして彼にはとある女性が絶えず見守っていて、その女性が彼を導く」
この文の最後にある、ジークボゥを導く女性は、さっきの事からユニオ5なのだと確信しました。だって彼とそっくりだったし!
(まぁそうでなくとも血筋とかありますが…)

じゃあジークボゥは誰と結婚するの?あと、句読点の解釈が分かり難かったけど、「膨大な命➡フィルモア帝国民」を救うのは、結婚によりもたらされるの?
頭を巡らせたら…いるじゃん、一人だけ。ふたつの文章に合いそうな、該当する人物が。

…もう判った方もいるとは思いますが、ここで昔からあった疑問が2つ。
「どうしてコーラス6は3巻で、フィルモアのパルチザンにいたの?」
「モンド・ホータスは、ジュノーにいるのにどうしてフィルモアの名残を多く残しているの?」
でした。
前者はまぁ身を隠すため、後者はそれだけ国の影響力が強かった、と片付けられるのですが…
でもブロードの先祖が何をしたか分かっていて、(あの説明シーンの前に彼は知っているはず)いくら大いなる過去の話とはいえ、あそこにコーラス6がいるのは何か変な気がちょっとしていました。フィルモアのパルチザンがでかいのかな、とかそんな風に思うことにしましたが。
後者は、滅びた国の象徴が何万年後別の星で大いに残っているのは、カラミティがなくなったあと、人々の思いがそうさせたのかな…でも良くわかりませんでした。

でもどちらもこれで解決するかも。
私が頭に思い浮かんだ妄想は
「ジークボゥはセイレイと結婚して和平を結び、フィルモアの一部がジュノーに移される」

…でした。どうでしょう?
でも、AKDのカラミティ侵攻の頃にはもうAKDの影響のない星はジュノーしかありません。
あと、今現在、フィルモアとコーラスは国交断絶状態…それも王族とはいえ一個人の恨みだけでそうなっちゃった(まぁラルゴの件がなくてもそうなってしまったかも知れないけど)のだから、大国同士の和解って何処かでなされるのではないかと前から頭にあったのですが…
大国同士が戦争を伴わず手を結ぶ、のはゴティックメードのモチーフとしてもありますし、繰り返されてもいいかな、と。

となるとDESIGNSの、それ以外でもあったような気がするセイレイに添えられた言葉
「理屈ではなく結果として彼女はコーラスの王女」
というのも凄く説得力が出てくる。分かりませんが、ダイ・グにはかなり怒りを表していた彼女が、その正体を知らぬままジークボゥに出会っちゃったりなんかしたら…
しかも娘を騎士には嫁がせたくない、と母エルメラ王妃は言ってますが…「ジークボゥのファティマは皆借り物で、生涯ファティマを娶らなかった」んですよ。これならOK?(いやそういう問題…か?)
しかもコーラス4は血を遺さず、セイレイの家系がコーラスの主流になって行きます。…当然コーラス6も。
繋がるじゃん!さっきのユニオ5のことも。私の抱いた疑問も。

…と思ってしまったわけです。いかがでしょう。え、おかしい??
果たしてその答えはいつわかるのかなぁ…

私が映画でベリンとトリハロンに感じていたもの、それは「恋をする前の柔らかな空気」でした。
それは例え言い争いをしていたってハッとするんです。何故かFSSではたまーに、何回か体感しました。そしてそれがとても好きだったりします。
他の映画でも一度だけあって、それは「おもひでぽろぽろ」だったりします。昔家族と観に行って父が「これは大人が観るべき映画だね」と感心していたのを後になって気付かされた一作です。当時は判らなかったのですが。
ただ二人は手すら触れあうこともなく別れてしまいました。それでちょっと悩んだのですが、
センセイが舞台挨拶でふたりの事を「淡い恋」だと仰って頂けたので、ああ、あってたんだ!とホッとしました。(^_^;)…

でも皆さんの身近にこういう空気を感じるひとがいるのなら、その手は絶対離さない方が良いですよ。

…以上、妄想終了。

20121107
チーク(@cheekandlip)

2012年11月6日

その1


どうもこんにちは。
映画ゴティックメードをご覧になられた方の中には、ひょっとして永野護先生の作品に接するのがはじめてだった方も決して少なくないとは思います。
映画をご覧になられて、どう感じられたかは勿論人それぞれです。
どうも先生の漫画作品「ファイブスター物語」とも関係あるらしい。それを知っていたか知らなかったか。それもそれぞれです。
それでも何かがとても印象に残った、あの二人の続きが気になった、あのゴティックメードってどうなっていくの?変な人たちいたけど何?
とにかく永野先生が作り上げた映画世界の続きを知りたい方への、これは簡単なガイドです。
もしこれを読んで分からないことがあれば遠慮なくご質問をいただければと思います・・・とはいってもファイブスター物語に四半世紀付き合ってしまった私でも、ゴティックメードの情報には分からないことも多いので、その点はご了承を^^;(不明の場合は今回ちゃんとその点も記させていただきます。)

まず・・・映画をご覧になって、この世界を気に入られたあなた。この後どうしましょうか。

とりあえずファイブスター物語の単行本1巻、もしくは最近新しく出たFSSリブート1を手に取ってみてください。(FSSはFive Star Storiesからくる略称です。)パンフレットをお持ちの方は、一番後ろに本の表紙が掲載されているのでそのリストを是非ご覧下さい。
映画ゴティックメードの冒頭、鳳凰(角川書店のマークですね)が星々を駆け抜け、その羽根の一枚がしおりのように漫画の一ページに落ちていきます。
あそこに出て来た書物はFSS12巻(既刊の一番最新のもの)のメインの最終頁(本当は続きがあるんですが)になります。
あそこで閉じられ、登場した少年少女達は、映画ゴティックメードと関連性があります。
しかしいきなりそこから追っても訳が分からないので、1巻から読むのが無難だと思います。

さて二種類あるFSS。単行本1巻がいいか、リブート1が良いかは、書き直し部分があるか、連載時のままか、という多少の違いはありますけれど、本屋さんにあったほう、あるいは表紙の好みで選んでいただいて全く構わないと思います。
え?手っ取り早く知りたい?そんな方は1989年に公開された劇場版ファイブスター物語を。ブルーレイディスクも現在発売中ですが、ドコモのアニメストアでも月額420円のパックで視聴可能。
こちらは永野先生全く関わっていませんが、奥様の川村万梨阿さんがベリン同様、こちらでも主役の声をされています。66分なのでゴティックメードとほぼ同程度の長さです。内容もおおむね原作どおりになっているので、漫画じゃ不安な方はこちらからでも追随可能です。

1巻をひとまずご覧になられたら、あ、映画に何人か同じような人がでていた様な、そんな気がしませんか?
漫画本が閉じられた後、冒頭シーンにいきなり微笑をたたえて登場したのは、ファイブスター物語の主役,
レディオス・ソープ(本当の名前は違いますがここでは伏せます。)とファティマ・ラキシスになります。そして角川書店のマークを持った書をパタンと閉じる謎の女性。この3人は乱暴に書きますが、この世界の神様です。
そして漫画ファイブスター物語の巻末には年表というものが必ず存在します。
ファイブスター物語は、この年表に書かれている出来事が不動のものとして絶対的な存在になります。ご面倒かもしれませんが是非一度目を通して頂きたいです。
そして白い本を閉じる女性の名前も、この年表の最後に書かれているので良かったらご覧下さい。というか彼女も、もう既に何回も物語には登場していますが。神様ですから。

ファイブスター物語1巻は年表右下あたり、成人したラキシスがソープと再会する2988年から始まっていきます。
しかし読み進めていくと途中で過去の話になったり、あるいは年表を超えたはるか未来の話になったり、あるいは全く異なる宇宙の話に移ったり、連載の時空系列は時々えらい勢いで飛躍します。
・・・ここまで書いたらお分かりになったでしょうか。ゴティックメードもファイブスター物語に絡んだ、どこかの歴史の話なのです。
その割には星や国の名前とか、出て来るロボットの名前とかが違いますが、それはまた後ほど。

映画ゴティックメードに登場するトリハロンは映画ではドナウ帝国の第3皇子という立場で詩女の警護を担当しますが、その後彼はベリンとの誓いを守って周辺諸国をまとめ、結果として"二重帝国"の初代皇帝になります。(映画では字での紹介だけですが・・・)
この二重帝国がファイブスター物語では名前を伴って登場します。(最後のキャスト紹介で一応その名前が出て来るのですが、あんまり速くて分かりませんよね^^;)その名はフィルモア帝国。
FSSの1巻でもひとコマだけ、その時の君主レーダー8世が登場しています。トリハロンは彼の遥か昔のご先祖様にあたるのです。
そしてフィルモア帝国はその後もずっとずっと、色々な形で登場します。主役のソープとラキシスのいる国家ではありませんが、かなり影響力の強い国なのです。時には物語の悪役的立場として登場することもあります。

さてファイブスター物語の年表に記されていて、もうかなり以前からファンの間ではその歴史が当然のように記憶され、加えてその一部がもう漫画には示されている未来の話があります。
このフィルモア帝国のある星、カラミティ・ゴーダースがやがて星ごとなくなってしまうのです。
1巻の巻末にある年表を今一度ご覧頂くと、それが3239年であることがお分かりになると思います。
ちなみに12巻現在では3031年の話が書かれています。え、まだ200年ある?いえ実はこの世界の人間の寿命は360歳位(かなり老いた状態で)あるので、実はもうあまり時間がありません。
現在漫画の世界では、この星の危機をもう既にフィルモア皇帝は承知していて、あれこれ動いています。それがどうなっていくかは、まだ今の時点では分かりません。
ここで重要な役として登場するのが冒頭の表紙12巻表紙に出て来る金髪ウェーブ姿の女性・・・しおりに閉じられた少女も同じです。
彼女の名前はクリスティン・V。彼女は当時の皇帝ダイ・グ・フィルモア5世に仕えるハイランダーです。
ハイランダー・・・ゴティックメードにもその単語が出てきます。この意味は両作品とも同じ、皇帝騎士で良いです。
そして皇帝ダイ・グはあの頁に出て来る少年です。

あれ、金髪ウェーブの女性って、最後に出てこない?
あれがクリスティン?・・・はい、そうです。
カラミティ・ゴーダースの星が崩壊する時まで、彼女はフィルモア帝国の皇帝に仕え続けます。
でもただ星が崩壊するのを待つわけではありません。まず多くの帝国民を、星の民をどこかに移さなくてはなりません。それはフィルモア帝国皇帝の宿命。
それを成し遂げなければならないのは、最後の最後に登場した、茜色のボロボロの衣を上に纏ったフィルモア皇帝なのです。それも妙なくらいトリハロンそっくりの、黒髪の彼。
あの茜色の衣は、ベリンが織った布を、トリハロンが皇帝の衣として仕立て上げ、それが3千年の時を越えて、代々の皇帝に受け継がれ着ている物なのです。漫画でも若き皇帝ダイ・グが当然のようにそれを着て戦陣に飛び出していきました。
但し、映画ゴティックメードの画面でアップになって現れるフィルモア皇帝・・・彼はダイ・グではありません。
このトリハロンそっくりの彼はファイブスター物語の連載が再開されるとほぼすぐに、新たに登場することが決まっています。勿論トリハロンとは違う名前です。まだこの時はフィルモア皇帝ではなく、トリハロンと似た年頃の少年です。
彼は非常に誠実で優しく、人望のある人柄なのだそうです。・・・あれ、そんなところもトリハロンに似ていませんか?

このトリハロン似のキャラクター・・・ややこしくなるので今は名前は伏せますが彼がやがて何と言う名前のフィルモア皇帝になるのかも既にファンには明らかになっています。
それがどうして分かるの?そして今漫画に出ているダイ・グ・フィルモア5世はどうなってしまうの?そしてこのトリハロン似の彼・・もし中身まで彼とそっくりだったら、いささか繊細過ぎないかと思われる新たなフィルモア皇帝は、星がなくなってしまう危機に一体どう立ち向かうの?
そういうのをあれこれ推察して楽しむのも、漫画ファイブスター物語の醍醐味の一つになると思われます。

やっぱり長くなっちゃったなぁ、まだFSS絡みのキャラクターは他にも登場しています。次回はそれも少し。ベリンのこともちょっと書きたいですが・・・







その2


さてすみません、こんなのに長々お付き合い下さりどうもありがとうございます。

さて映画ゴティックメードの最後に登場する謎のフィルモア皇帝。先にも書いたように彼はまだ漫画の最新刊にも登場しておりません。しかしどうしてファンは彼の名前がわかるのか?
それは「設定画」の存在です。
漫画ファイブスター物語の最初には必ずカラー頁があって、そこにセルで書かれた主な登場人物の絵と、簡単な説明が書かれているのをご確認できると思います。1巻なら、ラキシスもソープも掲載されていますね。
これを漫画の進行とは全く別に、作者は時々新しいキャラクターの存在を一枚の設定画とそれに付随する情報の形で予告しており、(そうではない場合もありますが)それは副読本という形になって、ファンに最新情報として提供しているからです。
今現在、それがまとまっていて容易が入手なものに「DESIGNS」という設定画集というものが出版されています。DESIGNSは現在1~3まで本屋さんで発売中。
そして次のDESIGNS4が発刊された時、漫画の連載再開が同時にスタートする事も作者は何年も前から宣言されています。

勿論ファイブスター物語は漫画単独だけでも充分に楽しめるのですが、DESIGNSはより深く世界に嵌りたい方への・・・贈り物なのでしょうか。
しかし、設定画が登場したからといって、実際に漫画に出て来るのはいつの日になるのかはわかりません。先ほど書いたクリスティン・Vだってその存在や画はかなり昔から示されていたものの、実際に登場したのは・・・いつだ?(^_^;)
※ただ残念ながらゴティックメードに登場するフィルモア皇帝に関する記載はDESIGNS4に載る筈です。急ぎ確認したい方は、リブート7に少年時の名前で白黒の線画と説明が掲載されていますのでそちらをどうぞ。

数多くある設定画からこの謎のフィルモア皇帝を読み進めていこうとすると、彼の隣にいたオレンジ色の女性の存在が重要視されます。彼女の名前はエスト。そう、もう1巻の冒頭に登場していますね。
彼女と、クリスティンの隣にいたもうひとりの孔雀色の女性・・・変な歩きかたしていましたね。これに関しては私もさっぱり分かりませんが(^_^;)この少女の名前は町(まち)というのですが。
彼女たちは映画ゴティックメートには直接関係ないのですが、ファイブスター物語では大変重要な役割を果たしています。
彼女たちはファティマと呼ばれる人工生命体。
ひとりの騎士(ヘッドライナー。ゴティックメードにもでてきた”天を取るもの”としての称号ですね。FSSでは元からこう呼ばれます。)に仕え、彼らの搭乗するロボットに一緒に乗り込み、その動きのコントロール及び騎士のサポートをします。
ゴティックメードではこのサポート役を人工頭脳で行っていたのですが、ファティマたちは人間と会話もしますし、騎士のコントロールにおかれるよう様々な制限を課せられていますが、あくまで生命ある存在です。それは時代が何千年も進んだ結果生まれた”変化”によるものです。(進化ではありません。)
最初に登場した、ファイブスター物語の主役であるラキシスもファティマの一人です。

このエストというファティマは、ファイブスター物語の中で様々な騎士に仕えることが既に決められております(もう漫画上でも何人か主人を変えています。)
その中に、町と同じ孔雀色のフィルモア帝国の制服を着ている画も存在します。そして、エストが仕えることになるフィルモア帝国の関係者はひとりしかいないことに、作者が設定画の脇で書かれている情報から明らかになっていくわけです。
もう二十年以上も前に、それははっきりとしておりました。ファンにとってみれば、この新しいフィルモア皇帝は「やっと絵になって現れた存在」でもあるのかもしれません。
まさか映画に出て来るとは、思いませんでしたけどね(^_^;)

この設定画・およびDESIGNSから明らかになる事がもうひとつ。
物語の終盤、何か変な男女が出てきましたよね。特にバラの花を頭につけたような女性。
彼女も今後ファイブスター物語に登場することの決まっている人物であり、既に設定画が何枚も公開されていました。
しかもあれで人間なんですよ人間!劇中にも登場しましたが、女性の名前はLDI20。エルディアイ・ツバンツヒと呼びますが。これはあくまでコードネームです。LDIにはまた別の名前があります。
彼女はゴティックメードの舞台よりもはるか昔から存在していて、そして遥か未来まで生きる人間だという事になっています。何でそんな設定なのかはまだ私にもわかりません(^_^;)
しかし、彼女は優れた科学者であり、また騎士でもあります。

そして彼女やユーゴ・マウザー教授(男性の方)が属している組織。彼らは映画に出てくるテロリストそのものではありません。
彼らは・・・台詞からわかるかな・・・その時必要とされている国や組織と”契約し”、それに基づいて彼らの優れた技術や情報を相手に提供している、とされる謎の組織です。その名はシステム・カリギュラ。
彼らは映画ゴティックメードでは最新GTMボルドックスをテロリスト(実際は違いましたが。)に提供し、トリハロン側の戦艦に関する詳細な情報、トリハロンの戦い方?(ごめんちょっと自信なし)などを契約していた相手側にもたらしていたのです。そこまで勝つ為のお膳立てしたにもかかわらず、ボルドックスはGTMカイゼリンに敗れます。
マウザー教授はあのボルドックスを設計した人物です。しかし・・・テロリストとの契約はそこまでだったのでしょう。彼らは深追いせずに彼らの住む星に帰って行きます。
彼らが何のために組織され、そしてどうしてあんな長命で高い技術を持っているのか、そして何が目的で動いているのか、今現在では分からないことが大変多いです。
ただ、システム・カリギュラの組織そのものは既にファイブスター物語にも登場し、そう、あのフィルモア帝国も含む何カ国かと契約し、華やかな舞台の裏で暗躍しております。
そしてLDIはまたFSSにも登場し、何処かの国で戦い・・・そしてどうなるのか。実は彼女がやがてどうなってしまうのか、大まかには分かっています(^_^;)ただ、その詳細についてはまだ明らかになっていません。
彼女がファイブスター物語でどのように活躍し、そしてどうして最終的にそこに落ち着くのか。漫画になる瞬間を楽しみにするのが(私のような)ファンだったりします・・・

このくらいにしておこうかな。まだファイブスター物語との共通点や謎は本当にいくつもあるのですが、あんまり長いと読む気にならなくなりますよね(^_^;)
最後に簡単にですがベリンについて。まだ確たる事がいえないので申し訳ないのですが、多分です、多分ファイブスター物語にも登場します。ただそれはいつの日になるかは分かりません。
それが分かったのは、映画のテロップに書かれたベリンの本当の名前と、事前にあった文章だけの数少ない情報から。
確たる事でなければあーだこーだファンの皆さんは色々考えていて、私も映画を観てから、色々頭をめぐらせています(^_^;)


映画ゴティックメードに沿って漫画ファイブスター物語の魅力・・・なのか中毒性なのか分かりませんが(^_^;)をお伝えしたかったのですがいかがでしょうか。
しかしこれはただのガイドで、本当の輝きは作品の中にあります。今回キャラクターにだけに的を絞ってご紹介しましたが、実際はその物語、デザイン、描写、モーターヘッドと呼ばれるロボット、と魅力的なものばかりが作品のそこかしこに散りばめられております。
もし映画ゴティックメードの何かに惹かれて、でも迷ってここに辿り着いてしまった方は、是非騙されたと思ってファイブスター物語の1巻、(もしくはリブート1)を手に取ってみてください。
何、漫画は12巻までしかありませんから、すぐ追いつきますよ(^_^;)

そしてようこそ、ファイブスターストーリーズへ!!


20121106 チーク(@cheekandlip)

追伸
流石にメカのことに何も触れなかったのも・・・なんですから、一つだけ。
もし映画で聞き覚えがありましたら、このキーワードは忘れないで下さい。「破裂の人形」。



2012年9月27日

38枚のお空スケッチ”まとめてみました。

今までこのブログで公開していた絵も含まれていますが、私が気がついたらiPadを取り出して15分くらいでスケッチしていた空の様子が結構たまっていたので、ここいらでちょっと纏めてみるか、と作業し公開してみる事にしました。 下の絵からpicasaに飛ぶと思いますので、良かったらお気軽にご覧下さい。
お空スケッチ
下手でも数がたまると結構面白い印象になりました。描いている時間は15分前後でも、(それ以上時間をかけると、空の光景が変わってしまうように思います。)その時々の事が結構鮮明に思い出されるものです。そして空の色はやはりその日によって全く異なるものですね。 
毎日描いている訳ではありませんが、「おっ!」と思ったら他の作業の手を止めてしまいます。(一日で複数描く日も。)大体2~3日に一枚くらいは描いているかも知れません。この辺りは立ち上がりも速く、機動性の高いiPadならではの利点だと思います。また、ibisPaintという優秀なお絵描きアプリのお陰。誰でもできて、、画材を買ったりする必要もありません。(私はスタイラスペンも使いますが、指でもOK。ペンは一本千円前後で売られています。)その点も気軽で大変スケッチ向き。大変ありがたいです。
今後も手軽な趣味として、このリンク先で絵を追加していく予定です。
また、ツイッターでも描いたらその場でツイートするようにしています。もし@西東京市など、@どこどこ。と書いてあるツイートを見かけたら、それはスケッチのツイートですので、窓を見つつ空気の違いを感じていただければ幸いです。
 日記みたいではありますが、つい上を見上げる習慣が出来たように思います。
  ただし、車など、周りの様子には気をつけないとね^^;

2012年9月13日

TIGER&BUNNYを観てみたよ

えー、まずというかいきなり自分語りになってしまって恐縮ですが…
このブログ以外にも漫画ファイブスター物語(以下FSSと略)やゴティックメード(以下GTMと略)についての別ブログ絶対秘密。を持っていたり絵やものを書いていたりする訳ですが、実はそれ以外のアニメや漫画にはさっぱり詳しくありません^^;
一部作品ファンの方なら分かっていただけるかもしれませんが、中学生でFSSに嵌ってしまったのは良いんですが、その膨大な設定がさっぱり覚えられず、それだけにのめりこんでいる毎日でした。その為、FSSが連載されているのはニュータイプというアニメ雑誌で、それを買っているにもかかわらず、他のアニメや漫画とはまるで縁のない生活を送ってきました。一通り中は見るため、流行のタイトルや絵は目にして知っているにも関わらず。
興味があれば自分からすすんで観るだろう・・・そんなスタンスで通してきてしまったのです。
なので、自分が知っているテレビアニメ・・・、特に21世紀になってから観たものって".hack//SIGN"しかありません。というか、この作品ももう10年前なんですね。・・・嗚呼。
それが大前提で話を進めさせていただきます。

twitterで色々な方とお話をしていると、趣味繋がりの方も多いからだとも思いますが、特に最近この作品名をTLで見ない日はない、という位の作品がありました。
それが”TIGER&BUNNY”(以下タイバニと略)だったのです。
私も前記のことがあり、その作品名だけは元々知っていました。しかしそれ以上のことは良く分からず^^;その内容については皆さんのツイートでうっすらと・・・という状態が長く続きました。
しかし本当にタイバニファンの方が多くて、今月どうも映画も公開されるらしく活発なやりとりを目の当たりにして、私もちょっと見てみようかな・・・とやたらと重い腰を上げてみることに。
幸いテレビシリーズの1話が無料で見られるらしい。とのお話を頂き、バンダイチャンネルでお試ししてみる事にしました。(iPadで観られる方法も教えて頂いたり、twitterでは本当にいろいろな方に助けられています。この場でお礼申し上げます。m(__)m)

しかし10年ぶりにテレビアニメちゃんと見たわけですが・・・凄いね、映画かと思ってしまった^^;
メディアミックスとか、DVD等のソフト化なども念頭に置いていたのでしょうけど、絵も丁寧だし、良く動く。
FSSの映像化を望む声ってよく聞くのですが、今なら可能なのかも、と思いました。アングルとかがハリウッドの映画みたいだものなぁ・・・
そして物語も王道かな?まだまだ分かりませんが・・・どこかノスタルジーすら感じさせる懐かしい特撮ものと、カートゥーン・ネットワークっぽい動きに、スポンサー云々や(F1ドライバーも含む、プロドライバーってこんな感じなのかな、と思ってしまいました。どうしてそう思ったのかは中を見ればわかります。)自らの利潤追求と対立する内なる正義の側面が顔を出し、大人でも充分楽しめるつくりになっていると思いました。それがスピード感に乗って演出されるのですから、これは流行るわけです。
多分これをアメリカは実写で行ってしまうのでしょうけど、アニメなのが日本らしい?

そんな印象でした。とても楽しかったですし劇場版には足を運ぼうと思いますが(ゴティックメードの件がちゃんとするまではテレビ版は後回しかな・・・そんなにあれこれ出来ない性質なので^^;)
同時に思った事・・・ものが売れるのって大変な時代になってしまったのかな、という感じです。今のコンテンツ産業・・・特に既存のものに関しては。スポンサーに対して自分らしさをも曲げてヘコヘコしなくてはならない主人公たちに、何故か思いが重なりました。冒険しにくいのかも知れないね。周りにあーだこーだ言われてすぐ切られちゃうかもしれないから。
ネットのお陰もあって、一から、例え素人でもインディーズみたいに簡単にものが、夢が売られるようになった側面がある一方、(私はしていませんが。)アニメや漫画も企業的な一面が・・・もともとあったものだとは思いますが、より多い収益を、より(グッズや作品にお金を出してくれる)多くのファンを、という要素を求められているのかな、という感じを受けてしまいました。

別にこれはタイバニの話にある背景を見ていて思っただけで、だから否だとか、だから興ざめしたという訳ではありません。もう前々からエンタテイメント的なことでは、うっすらと思っていたのでしょう。(FSSリブートなどの"関連商法"などでもあれはお布施っぽいなぁとか、時折感じていましたし)
作品自体はとても面白かったです。ただそれだけではなかったのも、この作品らしくて良いのではないでしょうか?
カメではありますが、ゆっくり追いかけさせていただきたいと思います。

※見終わった後、落書きしてしまいました・・・いろいろ違う^^;す、すみません。バーナビーさんのつもり・・・




2012年8月29日

ぶち壊そうとすら思った「絶対秘密。」

どうしてそう思ったかはさておき。(当該ブログにも少し書きましたのでそちらで。)
一昨日からずっと頭をずっと離れなかったのは、「絶対秘密。」を止める事ばかりでした。 私は今日は友人のところへ片道一時間半かけて出かけており、電車に乗っている間も、そのことを常に思っていました。iPadは持って行ったけど、音楽をその間聞くためだけのつもりで。
もう去年の状態に戻そう。ただの一ブロガーで良いじゃないか。どうせ自分のしていることは遠くの水溜りに意味もなく石を投げ込んでいるようなもの。さて締めの言葉についてはどうしようか、そしてどう「絶対秘密。」を閉鎖しようか、そんな事を考えながら。
しかし、高田馬場駅に着いて、西武線に乗り換えようとして移動しようとしたその時、窓から見えた景色に私は心を奪われました。
その夕日を、カメラにだけ収める事も出来たのですが、窓枠に近づいて、iPadにこんな風にスケッチしていました。

下手ではありますが、15分、集中して描きました。
去年の今頃にはなかった趣味です。そして描き終えた頃、自分はもう少し、・・・急に上手くなるわけではないけど、もう少し続けたほうが良いのではないか、そう思えるようになりました。
そしてブログを閉鎖するのを、止める事にしました。ほんの15分位の間の話です。
何かを表現する事自体は、・・・そのペースはさておき、今の自分がまだ求めている事のようです。
そんな出来事でした。たいした事ではありませんが、今日の高田馬場駅で見た夕日はちょっと忘れられなさそうです。


ついでに月も。これは月曜日の月、かな?夜が少しだけ涼しくなりつつありますが、どうぞ皆様も熱中症には、どうぞお気をつけて。

2012年8月19日

お空スケッチ

最近、何故かベランダや玄関から見た空をスケッチするのがちょっとしたマイブームになっているような気がします。
外出先でも大抵iPadを持ち歩くのですが、日当たりの関係や(描く場所が日陰でないと、反射してスケッチをするのは不可能な為)あと、時間もそれ程あるわけではないので、大抵15分くらいで仕上げるようにしています。(それ以上いると、今の季節やはり暑い・・・iPadも熱くなるし。)
勿論、それ以上時間をかけていると、雲や陽射しの印象も多いに変わってしまいます。刻々と変わっていくその色と形は、見ているだけでも何故かホッとするものがあります。
絵の技術は拙くとも、「そんな感じ」をサッとメモできて、形になるiPadはやはりありがたいものです。東京でも、空の彩りはなかなか美しく、楽しいものです。本当は、自分の画力のためには空ばかりでなくもっといろいろ描かなきゃ、なんですが^^;

ある時は、真っ赤に燃えるような入道雲の印象を。



昨日は、運よく虹が出る瞬間に遭遇し、慌てて描きました。7分くらいで虹は消えてしまいましたが、何とか捉える事は出来たみたいです。

これは今日の午前中の空を。ミニ入道雲群を捉えたかったのですが・・・難しいですな。
どうしても時間がない時は、iPadにはカメラが付いているので写真を撮っておくのですが、大抵撮ってしまうだけで満足してしまう。これは昨日のひばりが丘で携帯に慌てて収めたものを見ながら描いたものです。これだけ1hかかりましたが、やはり見た時の雰囲気は出しにくい・・・
(元の写真は、パソコンからなら隣のtwipicのバナーに表示されています。)
そしてまた、気がつけば上を見上げてしまうのでした。

2012年7月24日

復活を音にこめ、願う日々(2)

今から間に合うかしら?今日24日19時~、この時の仙台フィル&山形交響楽団マーラー復活前日の公演(山形公演)がUstreamにて放送されます。もし間に合わなくても、8月6日までアーカイブ放送でいつでも同チャンネルで視聴可能です。どうぞ是非!ご覧下さい。
また、仙台公演の様子は9月にNHKBSで放送予定だそうです。聞き比べもまたあり?でしょうか。凄く良かったのでご興味のある方はこちらも宜しくお願いいたします。

さて、マーラーの復活についてですが、この日の演奏は2005年に出版されたキャプラン版という新しい楽譜をメインに用いられています。、
パンフを読むまで知らなかったのですが、このキャプランさん、なんと、音楽家でも指揮者でも研究者でもなく、実業家として成功した後に「復活」を聴いて感銘をうけ、この曲を指揮したい!という思いだけで研鑽を積み、直筆譜を揃え、とうとう「復活専門の指揮者」という唯一無二の存在としてウィーンフィル等と数多くのオケと組み、CDを出すほどになった方です。
その方が研究に研究をして出来たというのだから、凄い。そんな方がいらっしゃるのですね。何という情熱。

さてそんな演奏ですが、私はどうもマーラーに苦手意識があるらしく^^;決して嫌いではありませんが復活も演奏会4日前になって慌ててCDを買って、聴き込んだ・・・と言いたいですがディスクを換えるのも少々面倒で^^;(80分近くあり、CD1枚では入らないのです。)何回かは聴きましたが、なんとかおぼろげに分かるかな、程度。特に長い1楽章では眠ってしまうのではないかと戦々恐々で当日を迎えました。
ところが、最初から演奏に圧倒されたというか(多少予習は効いたみたいでもありますが)眠っている暇は全くありませんでした。手に汗握り、のめりこんだ演奏だったというか、2つのオーケストラの合同という急ごしらえな感じを全く受けない、自分、実はマーラー好きなのか?と思えるくらいの^^;ハッとさせられる演奏でした。
とても熱意のこめられた、震災からの復興を真に願う80分だったと私は確信しています。
終わった後、指揮の飯森さんが何処か感極まったような、しかししっかりと、復興を願うメッセージをおっしゃってくださった事にも、とても気持ちの良い風を感じられるような気分がしました。
終わった後、駅近くのホテルまで20分近く歩いたのですが、ずっと復活、良かったね。とそんな話ばかりしていました。杜の都に相応しい演奏ではなかったかと感じています。
これを聴きに仙台まで出かけて本当に良かった。そして、その願いが天にも届いただろうと私は信じています。

まだまだ震災の傷は癒えそうにもありません。何か出来る事を、・・・そうですね、自分の場合は観光でまた足を運ぶ事で、物産があればそれを買うことで、ほんの些細な事でもいつも気にかける様にしたいと、そう考えています。

※今回の旅でとても嬉しかった事の一つが、元かりんとうブロガーの一押しでもある中山せんべい店のかりんとうが、しおがま・みなと復興市場(マリンゲート塩釜に沿ってあります)で復活し、再びかりんとうを手にする願いが叶った事です。
元のお店は東塩釜駅の近く・・・海からそう離れていない所にあったため、去年様子を見に行ったときは、店構えは辛うじてありましたが中はもぬけの殻に・・・大変ショックでした。
店主のお孫さんらしき男性が「じいちゃん(かりんとう)作っていないとボケちゃうから」なんて話していましたが、狭い仮設厨房、それも家庭用鍋で(!)作っていたかりんとうの味は変わらず!但しもう一つの看板商品である手賀の浦せんべいは機械がなく現在作れないそうです。来年このお菓子と共に、元の場所にお店が戻れたら、というお話でした。
ここのかりんとうはかりんとうらしさを存分に感じつつ、他では味わえない軽さとコクがあります。かりんとう趣味は止めてしまいましたが、今でもここのお店は大好きです。

 そしてもう一枚。今回はじめて気仙沼まで足を伸ばしました。女川からでも2h?えらい遠かった・・・のですが、東日本大震災の象徴にもなった流された大型船を見てあ然。気仙沼市の看板も立っていたこともあり、これだけは一枚撮りましたが、気仙沼市以外も含め、後の震災の爪痕は、写真すら撮る気になりませんでした。
この写真だけでは良く分からないと思いますが、気仙沼に入ってからの私の印象としては
普通の郊外の町→港へ近づくにつれ、崩れ落ちそうな建物の数々→でも港の観光施設は営業している。復興の気配はある→さらに車を走らせると突然、焼け焦げたスーパーと、何だか分からない基礎だけがある広大な敷地と、この船が街中に出現します。
(1)でも書きましたが、ひとつの街中でも場所によって風景が大いに異なり、突然ペシャンコになった車や消防車の墓場を連想させる一群があったかと思えば、ある場所では生活の感じをも押し潰した瓦礫の山々が連なり、かと思えば一見何もなかったような普段の街の様子のようにも映る場所もあります。
しかし、海沿いにあったと思われる集落の多くは、瓦礫こそ大分撤去されてましたが、ここに家があったのだろう、という痕跡だけが残る、想像力と恐怖を試されるような所になっていました。
気仙沼線の破壊もすさまじく、線路はほぼ全域で崩れ、陸橋の多くは流され、駅はどこにあったのかもさっぱり分かりません。

そして今回宿泊した追分温泉から15分ほど車を走らせたところ(追分温泉は山中ですので、時間以上に近く感じると思います。)にあった北上川沿いの大川小学校・・・目の当たりにした私達は、手を合わせるしかありませんでした。(検索するとそこがどんな場所なのか、分かると思います。)ここも少し車を走らせると、あの恐ろしい破壊と大して距離は違わないのに、北上川沿いでも別の光景が広がります。不可解ですらありました。何がどう、こんな違いを生んでしまったのか。
あと、未だ多くの場所が津波の塩害によって、田んぼだと思われる所の耕作が行われていませんでした。米どころ東北、またここに黄金色の稲穂が垂れる日が来る事を、切に願いたいです。





2012年7月23日

復活を音にこめ、願う日々(1)

20日から今日23日まで、3泊4日で仙台方面に出かけていました。
大きな目的は二つ。
一つは、仙台フィル&山形交響楽団が文字通り、東日本大震災の復興を願い開かれる合同公演、マーラーの2番「復活」を聴きに。
もう一つは、8年前仙台に住んでいたときに出かけ、泊まった事のある宿の中に、大震災を明らかに直撃している宿が2箇所あったのですが、いずれも復活している事を知り、再訪して様子を見てくることでした。昨年も日帰りで東松島市まで被害の状況を目に焼き付けてきたのですが、その後どうなったか、そして出来たらもう少し北上したいというのもありました。

その少し前まで猛暑で、荷物はすっかり半袖だったのですが、実際仙台を訪れる直前から気候が急変して、長袖でも寒かったくらい。むすび丸グッズを買いに宮城県庁へ繰り出すと、入り口が分からず、ようやく入ってみるとグッズ売り場は終了時刻・・・売り場を覗き込んで職員さんに懇願し、売ってもらいました(^_^;)
団扇とかも下さりました。すみません、わがまま言って・・・
下のスケッチは、その宮城県庁で飾られていた七夕飾りです。iPadで30分スケッチシリーズです。(そのくらいしか一枚に時間がかけられないのですが・・・)
七夕は実際まだ一度も見た事がなかったので、身近に見られるのはとても嬉しいですね。

そしていつものようにガネッシュで美味しいお茶を頂いた後、隣の隣にある東京エレクトロンホールへ。ここも最近まで震災で閉鎖されていた場所です。復旧し、こうやってコンサートが開かれるのは大変喜ばしい事です。

これは今回の旅全体にいえるのですが街自体は一見普通にも見えるのですが、まだ所々爪痕が見られる・・・仙台駅周辺ではもう殆ど分からないと思いますが。

しかし、どこへ行っても普通の街の賑わいがある一方、破壊しつくされ元が何だったのかもよく分からない箇所があちらこちらに散見されます。上手く書けないのですが、土地のあった場所、高低差によって被害状況が全く異なり、それらはバラバラなのです。
いくつもの集落が崩壊しても町全体の状況とは若干違うということでしょうか。
偶然ですが、5月の竜巻でつくば市北条地区が被害にあい、その直前たまたまそこにあるケーキ店を訪れていたのでその後、また同じ店に出かけたのですが、ケーキ店は無事だったものの、その数軒先はひしゃげてすさまじいエネルギーで破壊されていました。
しかしそれは竜巻の通った所だけなのです。その時あの場にいなかった私たちでも容易に通り道が分かるほどでした。
それでも悲惨な出来事である事には全く変わりがないのですが。
津波の影響もそんな感じで、車を走らせていると、ああ、あそこはきっと古い家があるから大丈夫だったのね、あんな遠い所まで来たのね、と。そんな話ばかりでした。
運なのか地形の問題なのか、波の方向のせいなのか良く分かりません、でも、あまりに近所での落差が激しい。それは物凄く実感しました。

下の絵は南三陸町(旧志津川町)にある神割崎【かみわりざき】で描いた30分スケッチです。ここは高台にあり風光明媚で美しい。キャンプ場にもなっていますが、その一部は仮設住宅にもなっていました。
下の写真は旧歌津町(現在こちらも南三陸町)にあった復興市場。こういった所が多賀城市から北上した各市町村に存在していました。元の街並みを知らない為、わからないことも多いですが、皆さんこうやって頑張っているのだと。

すっかりマーラーから脱線してしまいました。そのあたりの事はその次にまた。

2012年7月6日

絶対秘密。に更新ありました。七夕ですし。

明日の七夕は残念ながら良い天気ではなさそうですが、突然七夕って良いよなぁ、という忍たまの学園長先生並みの発想で^^;火曜日の思い付きが水曜日に絵になって、木曜日に書き上げて今日こちらで公開しました。
とはいえ直接七夕に関係が有るわけではありませんが。「星降りの夜」6コマ+後書き4コマになります。良かったらご覧いただければ幸いです。

ここでは余談というより書き残しですが、コーラス4って生まれた時から国王であるだけでなく、象徴である筈の騎士の能力をあえて使わないで王として君臨するのはえらく大変・・・というかはっきり言って茨の道なんだろうな、と改めて後書きを手がけて思いました。せっかくのギフトなのに勿体無い。
・・・ただ私は、副読本などの印象だけで書いていますが、彼が騎士にならないのは、長い事定説である母であるエルメラ王妃の望みというのは実は表向き理由で、本当は違うのではないかと、ちょっと疑問に思ったりしています。このあたりはまた書く機会があると思います。

2012年7月1日

待ち焦がれた一晩は、想像以上(山形交響楽団さくらんぼコンサート)

もう水曜日の話・・・というかブログを書こうしたら7月になってしまいました。
遅すぎ(^_^;)書き物を直後に上げたので力尽きたかな。
先日、東京オペラシティで行われたさくらんぼコンサートに今年も行ってきました。
曲目は
西村 朗:
弦楽のための悲(ひ)のメディテーション(創立40周年記念委嘱作品)
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ブラームス:
交響曲 第2番 ニ長調 作品73



ピアノ独奏は去年のチャイコフスキーコンクールグランプリのダニール・トリフォノフさんでした。
昨年のさくらんぼコンサートから彼の出演が予告され、大変大変楽しみでした。
チャイコフスキーのピアノコンチェルト1番はいろいろな意味でも思い出のある曲でしたし、1月のニューイヤーコンサートで、山形交響楽団がまたいっそう魅力的な音を奏でるようになったと実感していたので、どんな一夜になるか期待は膨らむばかりでした。(その割りに、会場に着いたのはぎりぎりだったけど(^_^;)

でもね、まずはこちらを見ていただきたい、
   7月17日まで、こちらのUstreamでこの公演をいつでも見ることが出来ます。
残念ながら、チャイコフスキーだけは入っていませんが。

弦の揃いがもともと綺麗なオーケストラではあるのですが、この公演に至るまで山形公演が3度、ソリストは中村紘子さんでしたが前日も同じ内容のコンサートが大阪でもあったためか、何というか完成度が物凄く高く、トリフォノフさんのツアーでもして回っていたのか?と思えるくらいチャイコフスキーも息もぴったり合っていました。(またトリフォノフさんのピアノが凄い。お若いのになぁ・・・ビックリな出来でした。技巧だけでないキラキラした感じは、特に小さな音に良く現れていました。素晴らしい。)ブラームスは、月山の山が思い浮かぶ出来でした。チャイコフスキーは泣いちゃうかも、と覚悟していましたが、ブラームスでまさかまた涙がこぼれるとは思いませんでした。

ぜひともUstで公開されている間に是非一度ご覧いただければと思います。勿論これを見るだけは無料ですし。
今度は来月に山形、仙台で仙台フィルと合同でマーラーの「復活」公演があります。
仙台のほうでお邪魔します。東日本大震災の復興の願いが天に届くような一晩になることを、切望したいと思います。



2012年6月28日

ファティマ総選挙の後、手がけていたのはこれでした。

普通のブログ書くのは久しぶり(^_^;)本当は昨日の素晴らしいさくらんぼコンサートについて書きたいのですが、時間が欲しいのでまた明日。
ここでは、ファティマ総選挙の後、とあるやりとりから本来仕上げる作品を中途で放り投げて(^_^;)書いたFSSの書き物(絵も2枚あります)「ささやかな最大権力」が今日完成したのでそのお知らせだけです。12コマ+後書き2コマ(1コマ増やすかも)です。
話としては大変小さなものですが、作品としては1万5千字を超えてしまいました。

ここでは作品とはちょっと違う事、pixiv版(後書きがないだけで、中身は同一です)を同時進行で作っていたことを少し。
ブログ「絶対秘密。」を止めて、pixivにした方が良いのかな、と悩むある出来事があり、そのテスト版も兼ね、今回上げてみました。
どちらがより見やすいのか、あるいは私の作品置き場(それがどんなに拙くとも、です)として相応しいのか、実験のつもりでもありましたが、結局の所良く分かりませんでした(^_^;)pixivだと文字数が出てくれるのはありがたいのですが。
これは要は読む側の話なのかな、と思い、結局どうすべきかまだ悩んでいます。両方上げるのは流石におこがましいだろうしなぁ・・・。

2012年6月10日

絶対秘密。に更新ありのお知らせ #ファティマ総選挙 についてのものです。

せっかくこちらに来ていただいたのに、 絶対秘密。 の方に移動して頂かなくてはなりませんが、
FSSの話でしかも長くなってしまったので、そちらで読んでいただければ幸いです。
(絶対秘密。はFSSの雑文や書きものに特化したブログになっています。)
3コマありますが、先日twitterで行われた #ファティマ総選挙 について、結果や思ったことをつらつら書いてみました。
しかし、ここでは余談ですが、やはり集計には相当パワーを使ったため、昨夜はあまり眠れず、今日は殆ど使い物になりませんでした・・・^^;皆さんからお力を頂かなかったら、寝込んでいたかもしれませんね。本当に有難うございますm(__)m

2012年6月8日

お知らせ・明日までですが、twitter上で #ファティマ総選挙 を行っています。


絶対秘密”の方とほぼ同内容で申し訳ありませんが、只今、私はパソコン、iPadに普通のノートで、集計にあくせくしております。
ファイブスター物語に出てくるファティマ。実際に登場しただけで68名、まだ設定だけの方とあわせると80人はいると思うのですが、そのファティマの人気投票を明日、6月9日23:59分までtwitter上にて行っております。
実は、大した理由もなかったのですが、何の気なしに、現在私がtwitter上で #ファティマ総選挙 の数え人しています。
結構大変ですが、皆さんの思い入れあるメッセージも読むことが出来て、とても楽しいです。

方法はとても簡単、twitterのアカウントをお持ちの方に限りますが・・・
明日6月9日23:59までに、 ハッシュタグ #ファティマ総選挙 をつけた上で、皆さんのお好きなファティマお一人の名前をご記入戴き、投稿してくだされば、私が現在集計しています。
複数書いちゃうと、こちらで判断できなくなり、特に強い理由がない限りは一番最初に書かれたファティマのみをカウントします。その点はお気をつけ下さい。
勿論締め切り後、その集計結果もご報告する予定です。
詳しくは 
http://togetter.com/li/316641 にて。皆さんが誰に入れたのかずらっと並んでいます。

誰が一番か、自分の好きなファティマってどんな感じ?いろいろ気になることがあると思いますが
投票した皆さんのコメントも面白かったりします。 #ファティマ総選挙 のタグも併せてお楽しみ下さい。FSSがこの週末、皆さんにちょっと楽しさをもたらしてくれたならば、私はとても嬉しいです。

2012年6月5日

絶対秘密。の方に更新がありました。というお知らせだけ

さすがにまだ書きもの「希望もないパンドラ」のほうは全く持ってまだで^^;雑文です。
「仮面のない仮面舞踏会 ~ファイブスター物語のドラマのひとつとして、徒然と。」というタイトルで、ややガイドっぽい内容?短いです。
雑文は結構書きたいことがあり、書きものとは別に、時折上げていくかもしれません。
昨日ツイッターではお知らせしたのですが、ブログではまだでしたので、お知らせだけ。
 もしファイブスター物語お好きな方がいらっしゃったら、お立ち寄りくだされば幸いです。

 …と思ったのですが、ちょっとここで落書きを一つ。本当に本当に意味のない落書き^^;
「千夜一夜」とタイトルを打ってpixivに上げていたのですが、これは野口久光さんの個展を見に行った直後に 何となく描いていたら、なんかこれってシェヘラザードだよね?という妄想が膨らんで^^;そのまま落書きに色が入ってしまいました。
合っているのは夜で彼が王様だけじゃないか^^; 

文字を入れようか迷い、pixivでは余白のままアップしましたが、やはり文字を入れたくなり、入れてみました。シェヘラザードとして私の頭の中で鳴っていたのはリムスキー=コルサコフのものだったので、アラビア語とロシア語両方書いてみました。レタリング?・・・書くだけでゼイゼイ。でした^^;

下にごちゃごちゃ書いてあるのは
Но он не слышал историю ее
その意味は・・・
しかし、彼は彼女の話を聞いていません にしました。

コーラス3、絶対聞いてないと思うぞ。3分後に寝てしまってウリクルに文句を言われるか、あるいは別のちょっかいを出すか。どちらもありそうなんですが^^;
どちらにせよそれではいつまで経っても物語が進みません・・・

2012年6月3日

CLASSIC FAVORITES ~山形交響楽団の”行き届いた”つくり

私は1月に山形テルサで山形交響楽団のニューイヤーコンサートに行ってきました。
(その時のブログ記事はこちらです。)
開演前に、音楽監督でもありその時の指揮を振られた飯森範親さんから、このコンサートの模様は録音され、CD化されると聞いていました。
その時は、へえ、と思っただけだったのですが、あの訳もなく涙がこぼれ、終わってしまうのが勿体無いなぁ、と心から思えたコンサートの後では、この演奏がまた我が家で聞けることを、大いに喜びとても心待ちにしたものです。
そして、先日、その時のコンサートが”CLASSIC FAVORITES”としてCD化されました。
(但しこの記事には注意点が。マーラーのアダージェットも収録されている事になっていますが、実際には入っていません。入れて欲しかったのですが・・・CDに収まりきれなかったのだと思います。)

現在の山形交響楽団の充実振りに加えて、彼らの”行き届いた音作り”が良く分かる一枚になっています。
何と書いて良いのか悩む部分もあるのですが、音の作りこみ、真摯さ、目と耳の行き届き方、あの時会場で感じた空気の圧力と熱気と柔らかさとがCDでも良く分かる作りになっています。
家のそんなにたいした事ないCDプレイヤーでも、また涙がボロボロとこぼれました。
これは聴いて頂かないと分からないかも知れません。とにかく、彼らの音からは普段の鍛錬から生まれてくるであろう自信と、音楽を聴いてほしいという真っ直ぐな願いが伝わってくるように思いました。

ただ、このCD、弱点があるとすればそのジャケットなんですよね・・・
以前にも書きましたが、私個人は飯森さんは派手すぎて苦手です(^_^;)でも多くのファンがいらっしゃる事も存じています。しかし、そのチャライ感じ(あえてそう書かせてもらおう)を好ましく思っていないクラシックファンも結構いるような気がするのです。それって非常に勿体無い!
彼の仕事ぶりを真っ当に評価してもらえないのでは、という不安も少々感じてしまうのです。
このCDはブルックナーとかのようにマニアっぽいCDではありませんが、山響のブルックナーも非常に評価が高いし、私も3番の”ワーグナー”や5番はとても好きです。
でもそんな方にこそこれ聴いてもらいたい。ビギナーであれば、こんな素敵な音を出すオケが外国に行かなくてもあるんだよ、という事をお伝えしたいです。

今月26,27日にはさくらんぼコンサートという、東京と大阪での遠征公演を控えています。
サッカーや野球ではありませんが一種のアウェイ公演ではあります。
しかし、それでも、今の彼らならその不利も克服して素晴らしい演奏を聴かせてくれるのではないかと、楽しみにしています。お近くの方は是非足を運んでいただきたいです。
そして7月19,20日に仙台フィルとの合同演奏会でマーラーの「復活」を山形、仙台で行います。震災復興の願いがこめられたこのコンサートには、仙台側で行ってくる予定です。
私としては、まずマーラーの予習をしないといけませんね(^_^;)


2012年5月17日

ファイブスター物語の2次小説の、そのまたエクストラ・トラック版のブログを作りました(長っ!)

タイトルが長くてすみません。
GTMの映画公開日が結局春でなく、11月1日に決まった(これだって分からないけどね・・・)
それに合わせて何かしようとすると、FSSに関する短文や駄イラストがたまりそう、な予感がしたので、新たにブログを立ち上げる事にしました。(「真夜中の会話」は最初からもうこれきり!のつもりで作っていたものですしね・・・)
こちらのブログタイトルは「絶対秘密。」ということにしました。←これが秘密だということではありませんよ^^;
こちらは10月まで出来たら月一で、短くても何か書こうかな、と思って更新を前提に手がけるつもりです。そのためのガラク・・;いや、作品置き場ですね。
このため、今は短編2つ「ようこそ女王陛下」「降り積もる祝福」しかありません。

現在は「希望すらないパンドラ」という題で、、「真夜中の会話」に出てきたオリジナルキャラのイフリート君に関するお話~をメモしたり設定を考えたりしています。
多分今回は絵から製作に入ることになる思います。どうもオリジナルのファティマにプラスタ着せなきゃならなそう・・・出来るのかよ自分、というかそれ以外も課題が山積です。
もしこんなんでも読んでくださる方がいたら、宜しくお願いいたします。
今のところ「希望すらない~」は6月中に完成できれば御の字、という感じです。

私はこのブログをやろうと思った直後に、ツイッターでいろいろ愚痴をこぼしました。


ファンの声が盛り上がる&新規読者の獲得にはやはり映画公開&FSSの連載再開が一番だと思う。質の高い(活動が素敵とか、熱心だとか)ファンだって結構離れているような気がしたから今は自分が声をあげているけど、これって老いた一般兵(騎士じゃないよ)が戦線復帰しているのに似ている。


このツイートが何故か結構RTされて驚きましたし、後で家人に「ネガティブ脳になっている」と声をかけてもらいましたが^^;でもこれに関しては正直な気持ちです。
絵とか文章を手がけるようになってから、何度も何度も、一体何やっているんだろう私、とか、こういうことは上手な方に任せておけば良いじゃないの?と思ったことがありますし、今も私の頭をちらついています。
それでもつたない事をこうして公開しているのは、例え小さくとも声を出すのと、沈黙するのとでは明らかに意味が違うのだと考えているからです。少しでもGTM&FSSが盛り上がって欲しい、多くの方に手にとって頂きたいな、という気持ちはひとつも変わりません。
でも、私自身が飽きっぽい性格なので、実際皆さんがFSS再開で盛り上がっている頃、逆に醒めていたりして^^;こればっかりは分かりませんけどね。今はひとまず、のんびり絵や文を書きながら待つことにします。
そして、今年中のGTM公開を切にお願いしたいところです。

魅惑の世界を凝縮~野口久光・シネマグラフィックス展に行って来ました。

イラストをまた描くようになったからなのか、それとも藤城清治さんの作品や田宮模型に出かけてその芸術性に驚いたからなのか、最近以前にはなかった「展覧会」に出かける機会が増えています。
どうも私個人は、特に特別展なんかで見かける「○○分待ち」の表示や、作品に対して観衆が多すぎて、あちこちの角度から見つめることは勿論、直視するのですらタイミングを見計らう、といったような状況は好きではありません。(勿論そんな環境がお好みの方はいないと思うけど・・・)
コンサートは指定席なので多少は安心感があるものの(それでも、周りの観客によってはそれでもとてもがっかりします。)、ゆっくり落ち着いて、という環境は作品に向き合うときにとても大切な事なのではないかと思います。

昨日は私にしては珍しく、電車を何回か乗り換えて、6月24日までうらわ美術館で開催されている野口久光・シネマグラフィックス展に足を運んできました。
大高博幸さんが以前この方のポスターを絶賛されていて、その事を記憶していたからだと思いますが、三鷹でレ・ヴァン・フランセを聴きに風のホールに出かけたときそのポスターを見た時から、これは行かなくては!と、都内でもない催しではないのに何故か思ったのでした。(ひょっとすると、コバトン・カフェにも行けるかも!という別の欲があったからかも知れませんが^^;ちなみに両者は散策でいける範囲にありました。)

そしてこの日がとても天気が良くて、これは是非行かなくては!と衝動的に浦和まで出かけていきました。
まず腹ごしらえも兼ねて、埼玉県庁の一角に出来たコバトン・カフェのピザも本格的で大変美味しく(ただ、ちょっと出てくるのが遅かったけど、許しましょう。本当いい感じの、さっくりもっちりのピザでした。昼と夜で生地が違うそうです。ちなみにテレ玉、と明太子ディップで書かれているの、分かりますか?こちらは3種くらいの味が楽しめるタイプでした。)

コバトン・カフェから歩く事数分、浦和ロイヤルパインズホテルの中にうらわ美術館はありました。
戦前~1960年頃までの洋画(それもヨーロッパ映画が殆ど)の映画ポスターの数々(原画も一部ありますが、ポスターそのものがまず貴重なものばかりです。)が展示されているのですが・・・
凄い数!しかも多彩!それに一つ一つがどんな映画なのか、ワクワクして見たくなるものばかり!
(ポスターの脇に作品についてのあらすじが説明されていますが)
思わず夢中になってかじりついてみてしまいました。お客さんもまばらなので、大変ゆっくり作品に思いをはせる事ができました。

大変恐縮なのですが、この作品群の中で私が映画として今まで見たことがあったものはベルリンオリンピックを扱った「民族の祭典」だけだったのですが・・・
これどこかで上映されないかな、と思ったものが数多く。どうも実現できるとすれば、近くだとこちらのイベント(ショパンの”別れの曲”という映画とコンサートのジョイント)くらいしか思いつかなかったのですが。※ちなみに別れの曲に関してもサイトが。
当時の映画のタイトル、作品内容、描かれている俳優や小道具、キャッチコピー、そして勿論野口さんの映画に対する描き方の要素や文字(この、野口さんが手がけられている字体が、また魅力ある雰囲気を醸しています。)が重なったこれらの作品に、単に時代を映しただけでない、凝縮された世界を表現しているように思いました。
これらは当時は勿論、映画を観に足を運んでもらう為の宣伝用に描かれたものなので、まず映画ありきなのですが、それでも野口さんの視点、野口さんの個性が様々なジャンルの作品に対してどこか忍ばせてあるように思いました。色使いとか、俳優さんの立ち位置とか、省略やデフォルメなどに。上手く書けませんが・・・本当に作品ごとに違うタッチ、色がデリケートに使われています。
これらは全て日本で使われたもので、一部の映画については現地公開版のポスターも飾られています。その個性の違いも合わせて楽しむ事ができます。

思わず図録を買って帰ってきてしまいました。自分で絵の一つ一つを楽しむ為でもあり、イラストを描くための一つの指針でもあり、また、新たな作品と出会うチャンスになるのではないかと。(戦前のは難しいかな・・・気になるものはそちらに特に多かったのですが。)
とても充実したひと時でした。沢山の映画が描かれているので、このうちのどれかは実際に見てみたいとも思っています。
(一番気になっているのは、下の写真中央下の「夜の空を行く」という映画なのですが・・・サン=テグジュペリのオリジナル脚本らしいんだけど。)



2012年4月30日

お知らせだけの記事・”真夜中の会話”に更新がありました。

・・・という内容です^^;内容は、ない様?
ファイブスター物語の二次小説「真夜中の会話」は2月にアップしてその後更新するつもりは全くなかったのですが、突然音から絵が、絵から説明文が出てきて、短いけど文章が出来たので、それはこちらではなく、「真夜中~」の方が合っている気がしたので、そちらのトップに上げてみる事にしました。
本当なら一緒に、FSSファンの苦悩みたいな記事も書こうと書きかけたのですが、どうも内容が重くなり自分も頭が痛くなってきたので^^;それは後日ツイッターかこちらにでも書くことにします。
タイトルは「ようこそ女王陛下」です。本当に短いですよ。
それでもよかったら、どうぞ。pixivの方にも、絵と絵に関する説明をあげています。

2012年4月8日

ハッキネンのロータス102Bと、数々の素晴らしい作品と。~田宮模型本社に行って来ました。

金曜日、私たちは車を走らせて、静岡にある田宮模型の本社に行って来ました。
こちらは前日までの予約が必要ですが、平日であればギャラリーと歴史館を誰でも見学する事ができます。ここ最近模型関係でツイッターを通した交流が増えたのと、ここに、ミカ・ハッキネンがF1デビューイヤーに乗っていたロータス102Bが置いてあるのを知っていたので、長年の願いも一緒に叶えるべく、思い切って今回足を運んでみる事にしました。

私自身と、田宮模型の関係は・・・そんなにある訳でありませんが、ただ、ファイブスター物語の作者の永野護センセイがミリタリー関係で良く田宮模型のことを話題にしていた事、その影響もあって、田宮の面相筆を長い事絵に用いていた事、あと先述したように、ミカ・ハッキネンのデビューした年に田宮模型がチーム・ロータスを支援していた事がきっかけで、フォーミュラカーのプラモを何回か買ったり、タミヤニュースを読んでいた時期があった、という感じでしょうか。
(ただし、模型は私、全く不器用で駄目駄目です^^;。当時も模型を趣味にしていた事のあった父におんぶに抱っこで作ってもらっていた位です。)

そんな感じで、タミヤのリアルでカッコいい箱アートが当時から羨望の眼差しでもあり、お気に入りだった私は、まず原画とかないかなぁ、と期待したのですが、早速ありましたよ!もうこの4点にまず眼が釘付け。とても細かくリアルが優先する筈なのに、情緒と愛情が織り込まれた絵は、とてもコマーシャルアートとは思えません。
そしてまず、歴史館というそんなに大きくないスペースに行くわけですが、この展示スペースがまた驚き!昔の木の模型(以前は木で出来ていたのですね・・・)から、特大から極小までの数々の作品や商品が所狭しと飾られています。
特にジオラマには、作り手の創意工夫と、とてつもない作業振りと、作品一つ一つにこめられた世界観にもう圧倒されっぱなしでした。

この歴史館だけで、私たちはずっとしみじみ見入っていたわけですが、そこを抜けると、今度は、実車たちがお出迎え。ロータス102Bも勿論あります!それもとても嬉しいのですが、もっと凄いのが隣のロータスとティレルの2台。ティレル(この場合はタイレルの方がしっくり来るか)なんて6輪車ですよ6輪車!F1至高の存在。よくこんな小さなフロントタイヤ別注していたなぁ・・・。

他に撮った写真はこちらです。 相方の写真群 とも合わせて(←の方が質量共に圧倒的です。)ご覧頂ければ、その凄さの一端が多少は伝わるかも知れません。(ちなみに写真撮影はOKになっています。)
とにかく車好き、模型好き、ミリタリー好き、あるいは絵やモータースポーツ好き、どれか一つでも当てはまれば一日いられる事は間違いありません。
とりあえず、所要時間15~30分とタミヤ模型の見学要項にありますが、とても無理です!
本当はこの後日本平に桜を見に行ったり、お寿司を楽しむ予定でしたが、まったくそんな時間は有りませんでした^^;でもそんな事全く後悔していない、とてもとても充実した楽しく、勉強になるひとときでした。
興味のある方は、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
あまりの情報量に頭がくらくらする事間違いなしです^^;
見学そのものは無料ですが、一番下の写真の左側に売店が見えますでしょうか?ここで相方はランボルギーニ・カウンタックの模型を、私は書籍やマグカップを購入して、大満足で本社を後にしたのでした。

2012年4月1日

どれもマスクの練習用に描いていました・・・FSSものの絵です。(当然絵の話ですが、GTM関連も少々)


ところで、ゴティックメード(以下GTMと略)の公開日が今日発表になりましたね。…11月1日(木)だそうです^^;
まだ半年以上も先~ヘナヘナ。
いや、春公開の線がリブート7から春の字が消えた事で、年内間に合えば御の字か、という覚悟はしていたのですが…
これでファイブスター物語の連載再開が益々遠のく~これは年内再開は無理かもね。
DESIGNS4が出ればまだ良いほう、と取るべきか。
しかし、これで"真夜中の会話"で奮い起こした永野先生を応援したい気分が・・・、またモチベーション上げる為の何か考えなきゃ。でもネタがなぁ・・・(小説の続き書くか?でもなぁ・・・)


という訳でこの一週間描いていた残りの絵は…全てマスクや下絵の練習用でした。
でもその割にはどれも特徴が出て、個人的には結構気に入ってます。
以下描いた順。斜線がタイトル、クリックで多少大きくなります。

"めまい"

"自らを問い直す"

"ごめんね、もう一度。"

個人的にFSSの中で唯一、格好良いからという理由で好きな(マジです。素敵だと思うのですが。)マヨール・レーベンハイトをはじめて描いたのが嬉しかったです。ちょっと色違っていましたがwでも何でこの人までコーラスの王子なんだ・・・と不思議な気分に。こんな顔の方コーラス3王家にはいない気がするんだけど・・・

それはさておき、私はマスクの作業、というのがてんで理解できなくて、今まで塗って消し、みたいな作業を延々と行っていましたが、マスクは便利ですね。ただ、塗って消し、の方が味が出る事もあるし、逆にマスクならではの面白い効果もいろいろあるんだろうな、と思いながら作業していました。特に一番下の絵は、マスク、マスク+時々削りの繰り返しでした。
間違っても作業の短縮化、にはならないと考えています。
両端の絵は、どちらも自分の小説がモチーフになっているものです。当時とにかく時間がなくて、一枚辺り2hくらいで描け!と絵を描く事自体が不慣れも良いところなのによくやったな、そんな事。と思ったのですが。もうちょっと時間をかけて描いてみたかったという思いは完成直後からありました。まぁ単に甘いものが描いてみたかっただけかも知れません・・・(^_^;)
めまい、のほうはエアブラシだけで下絵になっています。ペン入れ回避策にならないか、と思ったのですが・・・一部には有効かもしれません。でもあれから何度も挑戦しているのですが、上手く行きません。何故??

F1ドライバー描いちゃいました(絵の話です)

って、甘栗むいちゃいました、みたいなふざけたタイトルですみません(中身もふざけているかもしれませんが…)

この一週間、途中何日間か風邪で苦しんだ事もありましたが、実は相方が長期出張のため、ご飯を作る時間などが絵の時間になってしまいました^^;
それも今夜無事に帰ってくれば一件落着なのですが、落書きや実験なども合わせてですが、7枚も絵を描いていた事が分かり、自分でもえらくびっくりしました・・・
漫画のイラストを描いていたときだって、美術部にいた時だって、こんなに絵を描いた事はなかったと思います。課題はいろいろあるのですが、それでも基本的にはとても楽しい時間になりました。
それと改めて、iPadだと画材いらず、あと片付けも画面を拭いて充電するくらいだから助かります。

ここで最近の傾向として、色を押え気味にする所があるようです。
これらの絵は最近良くやる二重ベース削りなどの影響も多少ありますが、大抵5~6色(アロンソにいたっては3色)しか使っていません。
多分アナログにはない透過傾向がいろんな色を、濃淡を重ねたり削ったりしているうちに生まれてくるのだと思います。これに慣れてしまうと、アナログに戻ったとき苦労するかも知れませんが、意外な色彩が生まれる事もあり、それはまさに発見でもあります。
あと、ペン入れが自分はとても苦手なのですが、下絵に時間をかけたり、ペンの濃淡や細太を調節して、まだまだ前途多難ですが、ほんの少しだけ気負いが減ったようには思います。

そういう訳で、描いた順番に、ハッキネン、ベッテル、アロンソです^^;
元はibisPaintで起こったF1祭りにちなんで描いたものです。でもまた他のドライバーも描いてみたいな、という感じもあります。そういう、何だろう、「○○を描いてみたいかも」という気分が新たに起こるようになったのは、少しは描き慣れてきた証左なのかも知れません。

例によって、斜線はアップした時につけたタイトルです。クリックで多少拡大すると思います。(今回題は殆ど意味ないか・・・)

"Mika Hakkinen"

"yes,yes,yes!SEBASTIAN!"
"Fernando Alonso"

そして、ここでは3枚だから、後は・・・また後ほど^^;(あるのかよ!)

2012年3月29日

広島交響楽団で念願のシンフォニア・ダ・レクイエム


今年に入ってからブリテンが私の中で大ブレイクしています。
きっかけは真夜中の会話を書いていたときに、最後の最後で"青少年の管弦楽入門"に多いに助けられたというのもあるのですが。
とても情景が浮かびやすいというか、詩的で美しい音使いをしているように思えたのです。
(余談ですが相方の子供時代にこれとプロコフィエフの"ピーターと狼"のレコードが家にあったそうです。私もそんな幼少期だったら…)
でもウィキなどでは彼のせいでイギリスの音楽事情は世界から後退したというのは事実であるが、同時にイギリス人の音楽観をこれほど世界中に広めた人物も皆無である。なんて書かれていてひょえー、となってしまうのですが。
しかしウィキの書いてあることも確かにそうかも^^;と最近彼のCDを求めて聴きつつ思います。本当に彼の持つ旋律は紛うことなくイギリス的。

もう一人、今私の中で流行っているブリスも、ブリテンとほぼ同時期のイギリスの作曲家です。彼も含めて(ただブリスは、自分の中では当たりは半分くらいかな?好きですが。)あれこれ聴いては楽しませていただいています。もともとエルガーやヴォーン・ウィリアムズも好きなのだから、当然の流れかもしれませんが。
イルミナシオンとかも良いですね。いつか紀尾井シンフォニエッタで聴いてみたい。

しかし彼の曲を演奏会で聴く機会がないか?と探していた所、丁度地方オーケストラフェスティバルで広島交響楽団がオールイギリスプログラム!しかもシンフォニア・ダ・レクイエムを演奏する事がわかり、すぐさまチケットを買いました。
この曲はかつて第二次世界大戦が勃発した直後、日本が皇紀2600年という事で委嘱したものの、そのタイトルが不吉すぎる!ということで却下された作品です。
その日が来るのをとても心待ちにしていたものの、しかし当日いきなり体調不良になり、かなり迷ったのですがこの曲はなかなか聴けないかも、と思い頭痛と腹痛を抱えた状態で、錦糸町のすみだトリフォニーホールへ出かける事にしました。

当日のプログラムはこんな感じでした。
指揮 秋山和慶
チェロ マーティン・スタンツェライト(首席チェロ奏者)
管弦楽 広島交響楽団


エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
ブリテン:イギリス民謡組曲"過ぎ去りし時…" 作品90
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム 作品20

冒頭のエルガーのチェロ協奏曲から良い出だしだったというか、チェロのマーティンさんが丸みのある温かい音を出すので、すっかり気に入ってしまいました。特にこのオケは弦が凄く繊細で、丸い優しい響きをもたらしていると思いました。
この感じならブリテンの2曲(チェロのアンコールも良かった!)も期待できると、この時だけは頭痛も腹痛もすっかり忘れられる気分でした。

個人的には木管はもっとグレードアップできるんじゃないかなぁ、という気がちょっとしたものの、非常に熱のこもった演奏で、忘れられない良いプログラムになりそうです。シンフォニア・ダ・レクイエム、今CDかけながら演奏の事を思い出していますが、広島交響楽団のは更にイギリスの光景が(Top Gearで訓練されているからかwまぁ行った事のある数少ない外国ではあるのですが)何度も頭の中に浮かび出てきて音の一つ一つにじんわり感動しました。
広島交響楽団そのものにも好印象で、来年またすみだトリフォニーに来るようならば、足を運んでみようと思います。音出しの真っ直ぐで素直なオーケストラ、という感じでしょうか?うまく言葉に出来ないのですが…。
アンコールはエルガー、威風堂々の5番!あまりに有名な1番じゃないのがミソ。これがまたトラッドな感じの、良い英国調の演奏でした。とても嬉しかったです。
威風堂々も全曲聴く機会が欲しいのですが、なかなかやりませんねどこのオーケストラも…。やるんだったら私は行きますよ。

ブリテンものは次は5月に新日本フィルが同じすみだトリフォニーで”4つの海の間奏曲”を演奏します。格安でもあり、もう既にチケット買ってあります。新日フィルも私ははじめてなので非常に楽しみです。
4つの海の間奏曲は、オペラ"ピーター・グライムス"の中の間奏曲を抽出したものです。映像的で大変美しい音をしています。(オペラは無茶苦茶暗ーい内容ですが…これも秋に新国立劇場で初演されるんだよね。)興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

※シンフォニア・ダ・レクイエムは頃合の良いのがなかったので4つの海の間奏曲を。この映像は私の好きな指揮者であるネヴィル・マリナーさんが振られています。



2012年3月25日

4つのリクエスト+α。その背景にある音楽について(絵の話しですが絵はありません。)


ここ暫く、私はtwitterのタグ勘違いで4つの絵のリクエストを受けてしまい、その作業にずっと当たっていました。
描いたことのないキャラばかり。はっきりいって、悪戦苦闘も良いところ。せっかくリクエストいただいたのに申し訳ない気分でいっぱいでした。それでも描いている間は楽しかったですが。
本当はササッと、華麗なポージングのキャラクターでも描ければよかったのですが、絵の技術のない私には、好き勝手にテーマを決めて描く事しか出来ませんでした。
絵のほうはpixivに全て上げているのでもし興味があればそちらをご覧頂くとして、こちらではそのおまけ的要素について。

私は絵を描いているとき大抵何か音楽をを聴いていることが多いのですが、ずばり音楽そのものが裏テーマになったり、逆に音楽に絵が助けられたりする事が良くあります。今回も幾つかの音楽にお世話になりました。
一応pixivのキャプションにもそんな曲があればその都度書くようにしているのですが、有名どころとは限らないというか、マイナーな音ばかりなので、書いたところで伝わるかどうかは未知数。でもまぁ書いておくか、という気分でした。
でもyoutubeにないかな、と検索した所、全部ありました!さすがyoutube。
今回おまけとして、絵をリクエストしてくださった方、見ていただいた方に絵の背景だけでも伝われば、とこちらに置いていく事にします。
ついでに同時期に上げた「はっこう☆」の実験で描いた”It's rainning”のイメージになったシューマンについてもリンクを貼っておく事にします。


FSS・ダグラス・カイエンとミースを描いた"身勝手な君に"
ブリス「来るべき世界」エピローグ(実際の映像は組曲全曲なので、最後の3分少々だけだけど。全曲お薦めです)
来るべき世界は1936年にイギリスで製作されたSF映画の為の音楽です。


銀英伝のヤンとユリアン(とキルヒアイス)を描いた"どうしてそんな事に?"
シューベルト”ザ・グレート”(交響曲第8番)


FSS・クリスティン・Vとダイ・グ・フィルモア5を描いた"それでもまた、日は昇り"
ブリテン・テノール・ホルンと弦楽のためのセレナードより「夜想曲」歌詞はこちら


最後もFSS。ちゃあとルミナス騎士団メンバーを描いた"はっこう☆"
Chicane"come back"
Chicaneはジャンルで言うと…トランス?トラック毎に歌い手が違います。


これはおまけのおまけ。"It's rainning."はっこう☆の同時期に描いたものです。
シューマン"ダヴィッド同盟舞曲集"


でもとても面白かったけど、TGのリチャード・ハモンドも小説の方もほったらかしだ^^;
今度は真面目にそちらにとりかかろうかな。脱線しまくるだろうけど・・・。

2012年3月21日

簡単に新型iPad

土曜日の話しになりますが我が家に二台目のiPadがやってきました!
今まで絵は相方の初代iPadを間借りしてやっていたのですが、
作品を整理しても次第に動きが鈍くなってきて、筆動作などはとくにすぐ固まりそうな動きをするように。もともと粘って3代目の意向を確認していたのですが、(新型が出れば値下げするだろうiPad2とどちらにしようか結構悩みました。)どうせ長く使い倒す物ですし(私はあんまりその辺り丁寧とは言い難く・・・)結局新型発表の次の日に注文してしまいました。


私の場合は初代との比較になってしまうので、iPad2をお持ちの方はあまり参考にならないと思いますが、何日間か使ってみて。

1マイクの音声入力が無茶苦茶賢い
何かマイクがついていて、それで文章入力しようという機能がついていました。大したことないだろうと高をくくっていましたが、これが便利!早口でなければ、ちゃんと文章入力されますし、オプションみたいな他の選択肢も出てきます。
ちなみにまる、とかてん、とかびっくりもちゃんと反映されます。顔文字は分からないけどw
特にこれが便利だと思うのはツイート。最近のツイートの3~4割がマイク入力です。キーボードと同等かそれ以上に速い。iPadの画面キーボードをミスタッチしやすい私にはお気に入りの機能でした。

2画面は綺麗か?
綺麗だと思うけど、超きれいか?と言われるとそこまでではない気が。ただし家のパソコンよりは細かいところは良く映っていると思います。(09年製・onkyo)

3カメラ面白いね。
多分これで写真を撮る人あんまりいない気がしますが、写真も流麗で素直な感じ。いざとなったら画板を構える感じで撮れます。意外と構図を捕まえやすいしシャッターも速いです。
スカイプもこれなら結構綺麗な画像になるのでは?(あんまり綺麗である必要もないか・・・)

そんな感じです。って、全然参考にならないだろ!
でもぐうたらツール&スケッチツールとしては凄く良いです。パソコン熱くなるので、(今もキーボードが暖房状態・・・)ウェブやツイートするだけならiPadで充分ですね。
また面白いアプリを見つけたらご紹介します(絵方面が多くなるのかな?)
twipicに載せた落書きの色鉛筆のウリクルは、彩りえんぴつという新たに入れたアプリで描いたものです。色鉛筆および水彩色鉛筆風にしか描けませんが、キャンバスが数種、レイヤーもあって、出来た作品をその場でツイートできる手軽さはあるようです。85円という値段も面白い?

2012年3月13日

それで結局の所、ファイブスター物語はリブートor単行本?


NT連載時そのままの掲載が売りの、FSSリブートもとりあえず、7まで出て単行本12冊分、ニュータイプでの連載分はカバーされた訳ですが・・・
しかしどんどん分厚くなって、リブート7なんて、何だかこのまま枕にして眠れそうです^^;
(このブログでは、両方を区別する為に、リブートは数字のみ、普通の単行本は巻表示にしますね。)

マモルマニアな皆さんは、きっとリブートと単行本、両方持っていると思っていたのですが、でもそうでもないのですね。ツイートとか見ていると、「意地でもリブートには手を出さない」みたいな書き込みも時々見かけました。
全く同じではない、でも、殆ど同じ?みたいな内容は確かに人によっては辛いかも。
私みたいに昔の表紙見て喜んだり、リブートに書き込んである一行の新情報に心躍らせている人のほうが変わっているんだろうなぁ・・・そこに喜びを見出している変人ですがw

そこでいろいろ思ったのですが、リブートと単行本、今から買うならどちらがベター?
単行本は何でも今後、NTと同じサイズで再出版されるという話も聞いています。それはまず置いておいて、今買える状態のものを私なりに。
基本的にはリブートの方がお得感は強いので、「新品でお値打ち」を狙うのなら、とりあえずリブートで良いと思いますが・・・

話し順に追っていきます

1話 運命の3人の女神パート1・ラキシス (リブート1、単行本1巻+2巻ちょっと)
リブートかな。昔のデザイン画沢山載っているし。単行本2巻を買うとちょっと被りがあるけど。
(あっ、でもクローソーのスリップ姿って、単行本にしかないんだっけ・・・何であのシーンあるんだろう・・・)

2話 運命の3人の女神パート2・クローソー (リブート2、単行本2~3巻)
単行本2巻は2005年に改訂され、フルカラーで連載登場したファティマ全員の設定画があります。服やお披露目についての解説や読み物もあり、個人的には目を通して欲しいと思う項目。お得度もあると思います。DESIGNSなど、設定資料集全部買う!という意気込みの方、あるいは永野先生の幻のデザイン画(ナイチンゲールだっけ?)が見たい方はリブート一冊でも間に合うと思います。変更Pは単行本、リブート両方にあるけど少ないです。


3話 トラフィックス1 (リブート3、単行本4~5巻)
リブートで良いと思います。表紙を見るのも楽しいです(それはどれもそうだけど・・・)


4話 運命の3人の女神 放浪のアトロポス(リブート4,5 単行本第6巻〜第8巻)
単行本しか持っていないそこのあなた、リブート5は買いましょう!(TOJ買っていた方は別ですが・・・)全然違うよね。ボリューム過多とは私は思わないよ。多分多くの方も連載時の方が好みじゃないかと思ったり。
4も違いはありますが5程ではなく。その変更が気になる方は後で6巻を買えば良いじゃないか、という気がします。


5話 ザ・シバレース(リブート6、単行本第9巻〜第10巻)
この話は私は単行本を推したい。単行本しかない書下ろしが複数あるからです。Dr.ダイヤモンドとプリンセス・タイトネイブだなんてリブートだけだとごっそり出番が減ってしまい、結構唐突に・・・彼らは今後の展開でも出てくる人物だと思うんだけど。あと、もう一つ重要な話が抜けている。こちらはカイエンとエストとマグダルに話がかかります。センセイもこの点お詫びしているけど、何とかならなかったのかここは・・・。


6話 マジェスティック・スタンド(リブート7 単行本第11〜12巻。どちらも以下続刊)
新情報多目だし、リブートでいいかな。多少違うPもあるけど。単行本11巻にはファティマの性能についての解説や各個人の数値が載っているけど、ちょっと検索すれば出てきそう・・・気になる方は見てみると楽しいですが。リブート7については、これが正式なものになるかはまだわからないけど、表紙に書き込まれている情報もかなり多いです。


という感じでしょうか?今からFSS読んでみようという方、もしいたらご参考までに。
既に単行本持っている方は、リブート5と7はあっても良いかな?
しかし本当に今後の単行本がニュータイプと同じサイズになったら・・・また買い直し?(きっと値段も高めになるよね。)
いいや、私は新刊と2,3巻だけ買います(^_^;)w

2012年3月10日

追伸。「真夜中の会話」公開から一ヶ月&今月のニュータイプ・FSS特集について

そうそう、書き忘れましたが、ファイブスター物語の二次小説「真夜中の会話」公開から一月経ちました。
基本的に告知はツイッターと、自分がプロフィール公開している幾つかのSNSのみでしたので、果たしてどの位の方が読んでいらっしゃるのかは不明です。カウンターは厳しく設定してあるので、1日1アクセスあれば良いほうなのですが、・・・だから片手くらいの方が完走されたのかな?と思ってはいます。
ご感想もいくつか頂きました。読んでくださった方いるんだ!ととても嬉しくなりました。本当にどうもありがとう、の気持ちで一杯です。
正直なところ、あまり嬉しくない事も少しだけですがあって、いっその事公開やめようかな、と思う日もあったのですが、このご感想だけを頼りにとりあえずこのまま残して、出来たらゴティックメードの公開までに、没になっている記事の一つ、FSSの展開予想記事だけは上げてここでお知らせしたいな、と思います。
本当はイイネ!ボタンでもあればよかったのですが・・・。また良かったら一言頂ければ、私としては大変嬉しいです。
※余談ですが、何故か2月16日にアクセス集中している時があります。・・・googleのメンテナンスか?^^;

でも4月21日GTM公開の記事を2月に見たのですが、今月号のNTを読む限りでは、それはちょっと無理そうですね・・・本当にいつになるのやら、ファイブスター物語の連載再開。
でも本当に続きが読みたいと願う一人として、少なくとも物語が動き出すまではもう暫く煩いと思います。すみません。再開したら私も落ち着いて普通に戻るのかな・・・

あと、今日発売のニュータイプ、アシリア・セパレートのエストが話題になっていますね。
確かに絵としてカッコいいし今後に期待出来そうですが、私個人としては、永野センセイがTop Gearの事を熱く語っているのが、TGファンとしてはとてもとても嬉しい一幕でしたwこれだけで今月は満足してしまいました。
まぁ私がF1に嵌ったのも永野先生の一言がきっかけなので、車好き→TG好きでも全く不思議ではないのですが。でもセンセイのおっしゃっている事にいちいち頷き微笑んでいる私がいたのでした。
ジェームズがモデルのキャラとか、出てこないかなぁ^^;
あと、人気投票トランプのジョーカーが全く予想通りだったので、その辺りが面白かったです。買うかどうかは現在未定ですが・・・。(書き下ろし、B6サイズくらいなら買うけどw違うよね。)

光線追っかけ・メイキングその2(まだ続いていた、絵の話です)

昨日の記事、絵の続きです。
残った3枚のレイヤーをフルに使って、まず色を塗るのですが・・・
今回ベースの色が濃いため、色が分かりにくい。かといって絵の具の色を濃くすると違和感が出るので、まずベースを乗せたまま、17%くらいに薄く、試しに部分塗り→OKそうなら、ベースを外して白の状態で塗っていました。
最初からベースを無視して白の状態で塗っても良いのかも知れませんが、そうすると、重ねた時バランス悪く見える場合もあります。
とりあえずエアブラシで重ならない部分を一通り塗る→はみ出しを消す→確認して圧縮を繰り返し、一通り色がのった後に、筆で「私個人の色」を出していきました。
肌色だけの一枚と、それ以外の一枚を作りました。
この時、白の部分は影になりそうな一部を除き塗りません。あとで削って色を出すからです。
彩色した状態の二人はこんな感じ。ベースを外すと、暗い色合いの薄い水彩画といった所です。


色を塗った後、ベースの1と2を、それぞれ消しゴムで削っていきます。
なのですが、ちょっとどんな風にしたらいいか、一応先に別に削るイメージをメモしておきました。

そして2種のベースをそれぞれ消しゴムで削ります。
彩色を外して削ったり、彩色したまま削ったり、この辺りはランダムです。
良く使ったのは、エアブラシの三角(3%~11%を行ったり来たり)と、平筆のアングルです。
 今回は背景のアメトリンの色を大まかに消しゴムで表現した後、人物のハイライト~影に移りました。
 大まかに書くと
2種ベース重なった黄土色→影 
ベース紫→同系色、やや薄く暗い影 
ベース黄色→ややハイライト 
白→色としての白、もっとも強いハイライト
を意識しました。 実際は、これが消しゴムの消え方による濃淡も加わり、結果として陰影に近い効果が出るようです。
下の絵は、ベース黄色を削った後の状態です。
ウリクルの瞳は全面的に削れていますが、これは紫を残して、アイレンズっぽく映ればいいなぁ、という効果を期待した為です。紫の削り方と組み合わせ、最後に少しだけ紫とオレンジを加えて出来たのが下の完成版です。(例によってクリックで多少拡大します。)


"Ametrine"


という訳で、とにかく光らせてみたかった…の巻でしたw
次はフルスクラッチでリチャード・ハモンドに挑戦したいと思います。どう表現するのか考えるのが今一番楽しい?
ちなみにibisPaintではアップデートで、絵と同時にこのような動画も公開されています。上手な方の絵は、この動画を見ても楽しいですよ。 自分の置いていってどうするんでしょう、状態ですが。

2012年3月9日

光線追っかけ・メイキングその1(なのか?絵の話です)

前回削って描く絵の話をここで書いたとき、「コーラス3とウリクルで、もう一枚やりたいことを伴った絵がある」と書いたのですが、その時の絵がこちらです。
結構思うように出来たので(勿論反省点大有りですが。マスク一部失敗してますし)pixivに投稿したら褒めていただいたので嬉しく思った一枚です。こちらは二重ベース削り+絵+さらに二重ベースで削りで紙吹雪を飛ばしました。
例によって、絵をクリックすれば多少大きく表示されると思います。

  "降り積もる祝福"

最初上の絵を使ってブログで説明しようとしたのですが、上手くできなかったので、新たにもう一枚同じ二重ベースで分かりやすそうな絵が描けないか、と思って突如絵を起こしてみる事にしました。
テーマは「アメトリン」。アメジストとシトリンの両方入った結晶ですね。私が大好きな天然石の一つです。(あとラブラドライトも大好き。)
最初は手帳の片隅に簡単にメモをしてから、下書きをします。 まずこの作業がネックでした。私は絵を描くくせに、「下書き」と「ペン入れ」が大の苦手だからです… 迷い線が多いのか、ペン入れした後で見ると、大抵思ったような形になっていなかったからです。普通の絵はペン入れしませんが、イラストとかは避けられません。
 そこでまず迷い線を減らそうと消しゴムを駆使して形を整えたり、人物ごとにレイヤーを変えて調整したり、色を変えてみたりしたのですがそれでも困難を感じたりしていました。
 前回の絵辺りで、下書きの一部にエアブラシを導入し、難しいところは面で描いて消しゴムで描いたり、、ぼんやり描くようにしました。そして、あえて暗色で下絵をかくようにしたら、描きやすさが格段にアップしました。なんででしょう?これはあくまで下絵だという割りきりが出来るようになったからでしょうか。 下書きの苦手な方(あんまりいるとは思えませんが…)、ちょっとお勧めします。
実際はこの絵の後に、暗色を外して、場合によっては色を反転させてペン入れしています。この下絵はガタガタなのに、ペンの運びが前よりはちょっとだけ良くなりました。
 (実はこの下絵、8割くらいは指で、しかも電車移動中に描いています…^^;)


そして先にベースになる色を2枚作ります。
 今回はアメトリンがテーマなので、アメジストとシトリンを思い出させる色合い2枚を用意します。
 バケツで色紙を2枚作り、さらに今回は、アメジストとシトリン部分に違う淡い色合いを付け足しました。

これを紫でペン入れした絵に合わせます。黄土色っぽいグラデーション、何か色つけ難しそうですが、この状態で色を入れていきます。 この時点で3枚レイヤーを使っています。ibisPaintのレイヤーは6枚までなので、あと3枚で色付けする必要があります。


今回はここまでにします。一体誰が読むんだ、という感じを残しつつ(^_^;)

2012年3月6日

鈴鹿サーキット50周年・ファン感謝デーに行ってきました。

金曜日の夜、私たち二人とお友達と3人で、新兵器でもあるゴルフGTIを駆って鈴鹿サーキットへ行ってきました。
毎年のようにF1を見に鈴鹿に出かけているとはいえ、実はそれ以外でサーキットに向かうのは13年ぶり(^_^;)
西東京市の我が家から500キロ近くあるのかな?しかも私は高速道路が大の苦手で…
それでもゴルフGTIは運転しやすい車でした。加速が凄く楽。ポイントも大変見やすい。
急に運転が上手くなったかと錯覚するほどです(^_^;)
私は寝てばかりでしたが…、それでも金夜出発→日曜夜明け前の帰宅は堪えました。

鈴鹿サーキットは今年50周年と言うこともあり、イベントにもとても力が入っているように思いました。
ほぼF1の時を再現したような感じの売店や、ショーを用意していたのではないでしょうか?
老若男女思い思いに楽しんでいて、とても気分の良い一日でした。
風はあったものの、天気も素晴らしく良くて、ボーっとしていてもその空の青さと賑わいを見ているだけでも楽しめました。
そして、F1マシンはやはりこの時の方が音も見栄えも良かったよなぁ、とオイルを吹いて走る昔のミナルディを見ながらwそれでもそんな事を思ったりしました。
今年の段差ノーズは反対!見栄え悪過ぎ。

ただ生憎今回私はカメラを忘れた為(^_^;)、その時の写真は相方の撮ったこちらをご覧下さい。
懐かしいマシンの数々やドライバー、フェラーリイタリア、夜のサーキットなどを見ることが出来ます。
あの暮れ行くサーキットに光る観覧車の色のコントラストは、個人的に忘れることの出来ない美しさでした。
加瀬さん楽しんでくれたかな。そう思いながら満足してサーキットを後にしました。

あとここではアルバムにない写真を抜粋して。(携帯で撮りました。クリックすると少し拡大します。)
風の冷たい早朝、サーキット入り口からこんな花々が出迎えてくれました。鈴鹿サーキット側の気合が伺えます。

今回GPスクエアに特設されたサーキットのメモリアル売店では、懐かしいグッズや、実際に使われた物が展示されて売られていました。更に後方にはタミヤやトミカの専門の売店も用意されていました。
これはミカ・ハッキネンのF3マカオGP(1990年)仕様のレプリカヘルメット、13万5千円だったと。売れたのかな?(NESTEのロゴが懐かしい~!私もちょっと欲しかったw)


あと、この2つはペダルカーミュージアムという催し物の展示物です。
男の子(女の子もかな?)なら一度は遊んだであろう古今様々な自動車コキコキ、あのおもちゃが沢山展示されています。こちらは4月8日まで展示されているので、まだ見るチャンスあり。圧巻の品揃え&模型ファン、及びモータスポーツファン&男の子なら見所満載でしょう。


2012年3月1日

見えない光線とやすりがけ(の気分。絵の話です)

3月になりました。昨日の大雪とはうって変わって、穏やかですね。
このまま春になるのでしょうか。(そうであって欲しい)

相変わらず、この2月もiPadに向かって絵を描いている機会は多かったです。
今回は小説の合間じゃないので、時間はフリーだった分気楽でしたが。
ただ、「魔女のさだめ」はせっかくなので大型連休に入るまでに一通り書いてみようかな、とは思っています。そんなに長くないし、多分別場所を作らずにここで。(大まかな話の流れは決まりました)
同時に、絵、特にFSS関連など二次的なものは、ibisPaintに上げずにここに収める事にしました。
pixivでも良いんですが…ひとまずここなら誰にも迷惑をかけまい。
ブログに来てみたら変な絵のオンパレード(既にそうか)だったらどうもすみません。
絵の場合は、とりあえず絵が題材だと分かるようなタイトルにするようにします。
尚、新たにラベル”picture”"FSS"(ファイブスター物語)も作りました。

「真夜中の会話」の挿絵の途中から、私の絵には最初、ベースになる色が入るようになりました。
もともと白い紙が好きでなく(何か全て塗らなければならないプレッシャーが…)そのためか、デジタル絵なのにぼんやりとした仕上がりになる傾向になるようです。
(主線を黒で描かないせいもあるかも。多いのは赤か、紫、セピアです。)
しかし、明るい部分も欲しいな、という思いも徐々に湧いてきて、ある時、消しゴムでベースを淡く削ってみたら結構いい感じに仕上がったので、(その絵は今回ここにはありませんが)それ以降、ベースのを削って白の部分を浮き立たせる→色の一部が明るくなる効果をどうしたら生かせるか、そんな事を考えながら作業をするようになりました。
と同時に、黒バック(正確には黒ではありませんが)の絵や、輝かせ方をtwitterで教えて頂いたので、それも併せて出来たらいいな、と思いながら描いたのが以下の4点です。

斜体の字はタイトルです。ibisPaintだと題名つけないと「無題」になるので…
題名って、意識して無題という事にしたのならともかく、つけた方が良いのならそうしたほうが、作品にとってもよりベターだと思うのは私だけでしょうか。(ibisPaintには結構いらっしゃるので)
多分、絵をクリックすれば多少拡大すると思います。

"あの日、君と見た空"

"dawn"

"空の上"(ibisPaintアップから加筆あり)

"スペースシップ&フレンドシップ"


他にも多少ありますが(^_^;)テーマとしてはこの4点。
どの絵も削り作業が入っています。
特に"dawn"はベースの色が2色あり、(小豆色と淡い山吹色)それを同時に重ねた状態で彩色し、あとでここのベースをそれぞれ削っていく作業をしました。不思議なのですが、削り作業後、光線となるオレンジ系を一部足したら、空の色は入れていないのに、入れていない筈のブルーが見えてきました。
この見えない色の効果が出てきたとき「やった!」と思ったのも事実なのですが・・・
しかし、一番拙かったのはその題材でした(^_^;)お陰でお蔵入り。と思ったのですが、昨日綺麗な夕日を見て、ついtwipicにアップしてしまったので、観念する事にしました。
見えない光を追いかけた結果がちょっとだけ出たので、個人的にはお気に入りですが。

ついでに宇宙も描いたことがなかったので、惑星(カラミティ)を描いた"スペースシップ&フレンドシップ"も完全に手探りでした。この絵は悪戦苦闘したのが良く分かるかも。油絵苦手だったのが改めて思い出されました。
(余談ですがこの絵は漫画でウリクルがコーラスをマスターとした直後の話、として思いついて描いたものです。2人が堂々と一般ラウンジでお茶しているのがばれて直後にモラードに連れて行かれる…という感じ。)
この絵は途中クラッシュして、ibisPaintさんに修復してもらいました。感謝。

ただ、見るほうはそんなのどうでも良いんだよね…絵がちゃんとしているかどうか、感性にあっているかどうか、だけで。
その前にやることあるだろうお前!
と絵に関しても、それ以外に関しても突きつけられているような気がするこの頃です(^_^;)
ただコーラス3とウリクルについては、もう一つやりたい事と結びついて思いついたものが一枚あるので、まずそれが終わってから、リチャード・ハモンドかミカ・ハッキネンを描こうと思っています。
こんな変なアイデア(といっても、アナログの絵でも、油絵は削るテクニックはありますけどね)が何処かで生かされればいいんですけど…

2012年2月16日

魔女のさだめ



少女は城の奥の奥にある、塔の最上階の部屋で今日も目を閉じていた。
ガラス張りの水槽の中で、何百年も。
彼女はこの世界に4人しか居ない魔女だった。その気になればこの世界も消す事だって可能なくらいの。

少女の母はかつて、彼女にこう注意を促した。
「あなたは魔女なのです。誰かの寵愛を受けない限りは、永遠に生きられます。歳も取らなくなるでしょう。」
「あなたが叶えたいと強く願う事があるのなら、それは魔法として使えるようになるかも知れません。それで人の役に立てて。自分の欲の為に使ってはいけません。」
「魔法は伝授される物でもなければ、こうすれば出来る、という決まりもありません。私も誰にも教わることはありませんでした。」
「でも、私はあなたのお父様と出会って、その道から外れました。私はもう普通の人間です。あなたと長くは寄り添えないでしょう。あなたも同じで、誰かを愛してしまったら、魔女としてはそこで終わり。その役は娘に行き渡るのです。」
「それと、魔女が4人揃ってしまうと、この世界に不吉な事が起こると言われています。それだけは気をつけて。」

少女は代々城に仕える占い師の家系だった。
しかしそれを知る者は、今はこの世界のどこにも居ない。
彼女の名前はロキシーと言う。
今はこのサラバンド王国の、生きる伝説として、自分自身の魔法で作った水槽の中に身を潜めている。

サラバンド王国は、かつては違う王家の名前だった。
ロキシーも城のお抱え占い師として生きていく筈だった。
しかし、魔女の力は目覚めぬまま、彼女は不吉な予兆だけを言い伝える。
まだ新入りだからと、当時誰も省みられなかったロキシーの予言は数年後に当たってしまい、侵略の限りを尽していた遠くの大国がこの国にも襲い掛かり、平和な世界はたちまち廃墟と化し、幾万もの命が失われた。
ついに敗北の色が濃厚となり、最後の抵抗として篭城を試みたものの、とうとう城の中まで敵が攻め入ってきた。
一つの国の命が、終わろうとしていた。
屈強な兵士が彼女を襲い、その美しい容姿を掠め取ろうとした時、

「やめて!戦争なんて!!誰か、止めて!!」
ロキシーの小さな叫びで、世界は一変した。
次の瞬間彼女の目の前にいた獰猛な兵士は勿論の事、敵という敵は、全てこの国から消え去ってしまったのだった。
破られた紙片が突風に流されるように、彼らは一体どこへ行ってしまったのか分からない。
ただ、まるで軍隊の居なくなってしまった国の命は、そう長くはなかった。

城にいた誰もががこの奇跡に歓喜に包まれる一方、ロキシーは自分の犯した魔法の力に戦慄を感じた。
私の力は、戦争もなくすのかもしれないけれど、結局は多くの命に手をかけるものではないか。
魔法は制御をされなければならない。一体どうすれば出来るのだろう。
そして私自身を、この恐ろしい力を誰にも利用されないように、どう護れば良いのだろう。

…この答えを探す為に、彼女は姿をくらましてとある山の中へ消えた。
それが数十年経っても、ロキシーの容姿は少女のままだった。
やがてロキシーは独りで幾つかの魔法を習得し、機会があればほかの魔女との交流…彼女達も代々変わっていったが…を注意深く行い、魔女たちの道しるべともなっていった。
ただ魔女が4人揃ってはいけないとの決まりを守るのも、決して並大抵ではない。

ある時、世界の平和と、魔女の決まりとを両方叶えるためにと、いつの間にか新しくなっていた王国の塔の中に潜り込んだのだった。
そして彼女は塔の最上階で、巨大な水槽に眠る自分の姿を作り上げた。
心の声は王室の者に届くように響かせた。
「私をここにおいて置く様に。国の平和の為、お力になりたいのです。」
声は伝説になり、ロキシーもまた、サラバンド王国の平和の為、ある時は小さな魔法を使って、この国を守って来たのだった。
王家も突然の生ける女神の存在の出現に最初は驚いたが、結局はこの存在を崇め奉り、小さな王国に過ぎなかったサラバンド王国は、その後の長きに渡る繁栄により、この世界屈指の大国にまで成長していった。
そんなお互いの共存共栄が、もう数百年にわたって、続いていたのだった。



なーんて話を、昔ぼんやりと考えていました。
代々続く、4人の魔女の話の一つです。
ある思い付きから絵を描いてみたら、文も書いてみたくなって、
ちょっと試しにこんな感じで書いてみました。
続きはどうしようかな…(^_^;)

2012年2月14日

バレンタインだからって、暴走(多分二度としません)

とりあえず「真夜中の会話」も終わったし、何か絵を描こうか、
ひとまずTop Gearの三人でも描いてみようか、と描きだしてみたのですが、
その前にバレンタインがやってきてしまいました。

やっぱり脱線(^_^;)
こんな絵を描いて遊んでしまいました。
(「おひるね。」というタイトルがついています。クリックで大きくなるかと)




しかし、怪しい雰囲気にし過ぎるのもどうかと思い、ウリクルのキャミソールを青くしてしまいました。
(ほのぼのとした感じとのボーダーっぽく、という意図はあったのですが)
それがどうも不満に思ったのか、FSSの設定画風に、(前クローソーやメガエラの下着姿とかの説明
がこんな感じだったので)ちょっと遊んでしまいました。
どうにもどこでも公開できそうな雰囲気の絵にならなかったので、ここに置いていくしかなさそうです。
でも、細かいストッキングの網目とか、レースとか、頑張ったんだよ・・・
そのうち恥ずかしくなって削除する日も来るとは思うけど、いろいろ遊んだので
良かったら一生懸命タブレットで書いた字と共に、見てやってください。(こちらもクリックで多分読めます)



※Top Gearの三人は、三人描いたらまたこちらでご紹介します(^_^;)

2012年2月9日

ファイブスター物語の2次小説「真夜中の会話」公開しました。

urlは http://mayonakanokaiwa.blogspot.com/ です。
こちらのリンクからどうぞ。
さんざんこのブログでも書いていますが、FSSといっても、恋愛ものですw
それでも良かったら、どうぞ。
ご意見ご感想、もしあったら、こちらでも歓迎しています(小説のほうはコメントフォームが煩く感じたので、コメントできる所がありません。その辺りが辛い所です)
一応、FSSご存じない方でも、一通りは読めるようにしたつもり…ですが、あくまでつもりです。
もし宜しかったらそんなはじめましての方も、どうぞ。

しかし、芸術家とか漫画家とかは大変なんですね。

ほんの2ヶ月間でしたが、永野センセイのご苦労がしのばれるひと時ではありました。
とても楽しかったですが。

最終予告絵は、幸せそうなふたりをどうしても描きたかったので、こんな感じに。
キスシーンは無理でしたがwたった2ヶ月でここまで描けるようになったのも私にはちょっと嬉しいです。
勿論もっともっと努力しないといけませんが!

それでは、アウトプット生活から居眠りたまにインプット生活に戻りますw
この生活は不眠、昼食を摂るのが惜しくて3キロは痩せた

、あるいはいろいろなものを見て聴いて研ぎ澄まされたり、生活に多大な影響を与えました。
さすがにヘトヘトで、コーラスの台詞じゃありませんが、ここらでちょっと落ち着きが欲しいです。
でも、また絵を描いたりとかはしたいですね。

2012年2月2日

「真夜中の会話」書き終わりました。

昨日の今日ですが。
えー、先ほど「真夜中の会話」書き終わりました。
凄くぐったり…物凄い脱力感です…
今日はもう何も出来ない、と言いたいですが
ちゃんとやらないとね。ウリクルとコーラスの二人には感謝です。
昨日も書きましたが、自分の中で結論が出て、更に好きになりました。
自分以外の方がこれを読んでどう思われるかは、全く想像できないのですがw

バレンタインのチョコレート、今度用意しなきゃな…
いろいろな方に、ご迷惑&ご協力を頂きました。どうもありがとう。
何とかバレンタインまでにはお見せできるようにしたいと思います。
ちょっとそんな意味合いの絵と共に。
サードがセーターを着ているのは、この季節寒いからですw