2012年3月10日

光線追っかけ・メイキングその2(まだ続いていた、絵の話です)

昨日の記事、絵の続きです。
残った3枚のレイヤーをフルに使って、まず色を塗るのですが・・・
今回ベースの色が濃いため、色が分かりにくい。かといって絵の具の色を濃くすると違和感が出るので、まずベースを乗せたまま、17%くらいに薄く、試しに部分塗り→OKそうなら、ベースを外して白の状態で塗っていました。
最初からベースを無視して白の状態で塗っても良いのかも知れませんが、そうすると、重ねた時バランス悪く見える場合もあります。
とりあえずエアブラシで重ならない部分を一通り塗る→はみ出しを消す→確認して圧縮を繰り返し、一通り色がのった後に、筆で「私個人の色」を出していきました。
肌色だけの一枚と、それ以外の一枚を作りました。
この時、白の部分は影になりそうな一部を除き塗りません。あとで削って色を出すからです。
彩色した状態の二人はこんな感じ。ベースを外すと、暗い色合いの薄い水彩画といった所です。


色を塗った後、ベースの1と2を、それぞれ消しゴムで削っていきます。
なのですが、ちょっとどんな風にしたらいいか、一応先に別に削るイメージをメモしておきました。

そして2種のベースをそれぞれ消しゴムで削ります。
彩色を外して削ったり、彩色したまま削ったり、この辺りはランダムです。
良く使ったのは、エアブラシの三角(3%~11%を行ったり来たり)と、平筆のアングルです。
 今回は背景のアメトリンの色を大まかに消しゴムで表現した後、人物のハイライト~影に移りました。
 大まかに書くと
2種ベース重なった黄土色→影 
ベース紫→同系色、やや薄く暗い影 
ベース黄色→ややハイライト 
白→色としての白、もっとも強いハイライト
を意識しました。 実際は、これが消しゴムの消え方による濃淡も加わり、結果として陰影に近い効果が出るようです。
下の絵は、ベース黄色を削った後の状態です。
ウリクルの瞳は全面的に削れていますが、これは紫を残して、アイレンズっぽく映ればいいなぁ、という効果を期待した為です。紫の削り方と組み合わせ、最後に少しだけ紫とオレンジを加えて出来たのが下の完成版です。(例によってクリックで多少拡大します。)


"Ametrine"


という訳で、とにかく光らせてみたかった…の巻でしたw
次はフルスクラッチでリチャード・ハモンドに挑戦したいと思います。どう表現するのか考えるのが今一番楽しい?
ちなみにibisPaintではアップデートで、絵と同時にこのような動画も公開されています。上手な方の絵は、この動画を見ても楽しいですよ。 自分の置いていってどうするんでしょう、状態ですが。

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