2010年6月30日

我が家の芸術週間・その3

いよいよ音楽週間に関する内容もラスト…と思ったのですが
昨日はサッカーで落ち着きませんでした。
日本代表、本当にお疲れ様でした。
今度サッカーも見に行ってみようかな。

さて土曜日は、初台のオペラシティへ。
我が家では毎年恒例になりつつある、
山形交響楽団の「さくらんぼコンサート」です。

ただ今年はちょっと緊張していました。
友人夫妻も誘って、来てもらっていたからです。
私達は山響の大ファンですし(このブログにも何度も出てくるし、
定演を聴きに山形に出かけたりもしている)
最近音の具合がますます良くなっていると思っているから
声をかけたのですが、実際の出来がどうかまでは
その時になってみないと、さすがに分からないからです。

ただ友人は仕事の都合で、後半のチャイコフスキーが聴ければ
良い状態だったので、その点でも若干心配でした。
先ほどとは相反することですが、
せっかくの機会なので彼女にも山響の「音」を聴いて欲しかったからです。

さてオペラシティに着いたらまぁびっくり。
凄い人、人!賑やかです。いつもこうだったっけ?とあたりを
キョロキョロしてしまいました。
毎年このコンサートには山形の特産品を売るコーナーがあって、
とても人気があるのですが、そこはもう黒山の人だかり。
会場は当然満員でした。
そして今年は10人に1人のさくらんぼの抽選プレゼントに加え、
新品種の「つや姫」のプレゼントもあり、
さらにパワーアップしているようです。
(外れても、シベールのラスクとでん六豆を頂けるので、
がっかりは少ないです(^_^;)

この日のプログラム
指揮:飯森範親
ピアノ:河村尚子

ベートーヴェン:
「レオノーレ」 序曲 第3番 作品72b
ショスタコーヴィチ:
ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35
(トランペット:井上直樹(山形交響楽団首席奏者)
チャイコフスキー:
交響曲 第4番 ヘ短調 作品36


さくらんぼコンサートや地方オケフェスティバルなど、
山形以外の場所で山響のコンサートを聴く時は
ちょっといつもと違うかな?と思うこともあったのですが
今回は出だしから山響らしい、楽器の本数は少ないのに厚みのある
音が出ていたので、安心して聴くことができました。

ショスタコービッチのピアノ協奏曲ってどんなものか
さっぱり分からなかったのですが
(トランペットがクレジットされているのも不思議でしたし)
なんと言うか、超絶技巧の必殺技!みたいな要素が時折顔を出して
河村尚子さんのピアノがその技を惜しみなく聴衆に降り注いでいる。
そんな印象でした。
トランペットの井上さんも非常に明瞭な音で良かったですね!

休憩時、友人のだんなさんと私とで友人が来るか
ロビーで様子を見続けましたが、一向に姿が見えず。
そうしているうちに無常にもプログラム開始の音楽が。
チャイコフスキーが始まってしまいました。
ああバスーンのソロもあって良かったのに。ピチカートも美しかったのに。
と盛り上がりつつも、無念も含んだ思いで会場を後にしたのですが
そこには友人の姿が!滑り込みでチャイコフスキーに間に合ったそうです。
嗚呼良かった!!

次の予定の入っている友人夫妻とはその場で別れました。
私達はとても満足したけれど、感想を聞き損ねてしまいました。
まぁ、いいか。(そのうち教えてくださいませ。)

山形交響楽団は来年も同じ時期にさくらんぼコンサートを行うだけでなく、
その後11月に品川きゅりあんでも公演を行うことが決まったそうです。
また8月に室内楽の演奏会も東京でも行われます。
是非ますますの活躍を期待するばかりです。
山形に行くのは一大事ですが、こちらにはまた足を運ぼうと思います。

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