2010年3月11日

山形交響楽団・ブルックナーのワーグナー

 

写真におもいっきり手が映りこんでいます。
すみません、こちらならより判りやすいと思います。

山形交響楽団の演奏を2月に聴いた時、買ってきたのがこのCDです。
指揮の飯森氏が上手なセールストークをしていたのと(^_^;)
休憩時にこのCDが飛ぶように売れていたので、
まぁ、お土産のつもりで買ってみました。
蔵王の山々をモチーフにしたジャケットワークにも
とても心惹かれるものもありました。

しかし、ブルックナーって全く聴いたことがありませんでした。
ファンの方には申し訳ないのですが、ブルックナーというと
クラシックファンが辿り着く最後の砦という感じがしていたからです。
何というか、名曲喫茶で一人レコードを聴きながら
「この○○指揮の深遠な世界が…」などとつぶやいていそうな感じ。
そんな小難しさを勝手に想像して、全く近寄らなかった作曲家の一人でした。

ところが、私は今このCDをやたら聴きまくっています。
とにかく面白いのです。

この交響曲第3番は、当初ワーグナーに献呈され、
"ワーグナー交響曲"の別名がついています。
とにかく、クラシック若葉マークの私にも
ブルックナーが「ワーグナー好きすきー!!」だったのが良く分かります(^_^;)
勿論それだけでなく、メロディーの複雑な取り込み方などが
聴いていてスリリング。とても楽しいし美しいのです。

ところがこの交響曲、いろいろあってその後2回改訂されています。
最初と最後の版では15分も違う(^_^;)
この山響版は、もっとも一般的らしい最後の改訂版でなく、
一番最初に書かれたバージョンのようです。
そのうち改訂版を聴く機会も設けなければならないとも考えていますが
この山響版の演奏が素敵なので
(こちらのブログに、私以上に素晴らしい言葉で語ってくれています。)
慌てず、ゆっくり探そうと思います。

ひとまず、今年のCDベスト1候補ができました。

Posted by Picasa

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