さて、遅くなりましたが米沢旅行、”食以外のこと”について。
米沢駅は他の東北の駅同様、JRの駅周りはちょっと寂しい風景。
しかし、駅から2キロほど頑張って歩くと
(本当は巡回バスが運行されているけど、1h一本のバスを
寸前で逃してしまいました(^_^;)
ここ、本当に人口9万人の街なの?とは思えないほどの
立派な区画が顔を出します。
上杉兼信公を祀っている上杉神社を核に、
レストランやおみやげ物が並ぶ上杉城史苑、
そして博物館とコンサートホールが一体となった巨大な建物、
伝国の杜が一エリアに固まっています。
固まっているといっても、広大なエリアに、
これまた大きな建物が悠然と構えているため、
何かここは日本じゃなくて、欧州のどこかの都市みたいでした。
一枚目の写真は、そんなイメージを持って撮ったものです。
右奥にある建物が伝国の杜です。
この伝国の杜に入っているホールが、
今回のメインである山形交響楽団(以下山響と略)
米沢公演の舞台となる「置賜文化ホール」です。
ロビーに入ると、天井の高さにまず驚く…はずが
目の前の能舞台にもっとびっくりしてしまいました。
この能舞台、ホバークラフトの原理でロビーとステージの間を
行き来する事が出来るそうです。
この日は使わないから、ここにあるのですね。
こんな大きな、それも格式高いものが可動式という事に驚かされます。
そして今日の公演は、山響モーツァルト定期
(8年かけてモーツァルトの全交響曲を演奏するそうです)
の折り返し地点として、
交響曲21番(モーツァルト16歳の時書いた作品!)と、
オペラ魔笛のハイライトが行われました。
ハイライトといっても、歌手は勿論、合唱も入った本格的なもの。
まず交響曲21番が、良い曲なのにモーツァルトは凄い曲ばかりだからか?
演奏される機会がない事に驚きつつ、山響らしい丁寧で明るい演奏に、
即音楽の世界に引き込まれていきました。
そして魔笛。
私が一番驚いたのは、合唱(山響アマデウスコア)の皆さん!
凄く統一された若々しい声で、後方を大変盛り上げていたと思います。
歌手の皆さんばかりに目が行きがちですが、この声の集まりを聴けただけでも
米沢へ行って良かったと思っています。
勿論夜の女王やタミーノ、パミーナ等の歌手の皆さんも
役作りも含め雰囲気ばっちりで、大変楽しませていただきました。
そして今回は歌に目が行きがちでありましたが、
当時の楽器を使って音を再現しようとしていた
山響の演奏も素晴らしかったです。
というかまた一層洗練された感じがしましたね。
ちょっと長くなってしまったので、もう少し別枠で続けたいと思います。
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