2012年11月7日

その3


再びどうもこんにちは。
これは思い切り妄想含んでいるので、どうしようかとも思ったのですが、映画のネタバレに繋がるしなぁ、と再びこちらからお送りします。

映画ゴティックメードの物語…というか、ベリンとトリハロンのふたりを見ていて、私は「また感じた気分」がありました。
永野先生の漫画には色々な表現…ハードでエグいのもあるけれど…時折「おいこれは少女漫画かい!?」というように受け取れるようなことがあります。
(別に少女漫画詳しい訳ではありませんが…)
FSSにもこういう印象を抱いたことが何度かあるし、他の作品でも、あるいは実生活でも一度だけ感じたことです。
そして私は永野先生が描く「こういう感じ」が大好きで、思わず嬉しくなったものですが…
…しかしこの印象を自分の中で確たるものにまでは出来ず、1回目が終わってしまいました。
しかし2回目のあと、舞台挨拶で永野先生がある一言をあのふたりに対して言ってくれたお陰で、私も大いに納得し、3回目はすっかり浸ってしまったのでした。

…そんな事を頭の片隅に記憶しつつ、もう一度FSSのリブートやらDESIGNSやらトレーサーを見返していたら、思いついた事です。
その思いつきは物凄い急激に、昔からあった疑問や、FSSのこれからの事がパズルのようにバタバタと埋まっていきました。
勿論これが正解だとは思いません。(もう既に違う事を考えていらっしゃる方もいますし、そちらの方が正しい気も自分でもするのですが)
ただこれも何か辻褄は合うような気もするので、妄想垂れ流しだと思って笑って読んでやって下さい。
どうせ(^_^;)答えが出るのは何年も先で、忘れてしまうでしょうしね。


まず映画で一つ判ったことを思い返しながら、トレーサーのユニオ5の記事を読み返してみました。
…ますますわからない。一番謎なのが「やがてはジュノー星にも影響を与え、コーラスの血を守り、クローソーをずっと守っている」
は?か、関係ないじゃないと一度は思ったのですが…
でも、今度はノルガン・ジークボゥの記事をリブート7から。
「誰もが驚く人物を妻とし、膨大な人々の命を救う。そして彼にはとある女性が絶えず見守っていて、その女性が彼を導く」
この文の最後にある、ジークボゥを導く女性は、さっきの事からユニオ5なのだと確信しました。だって彼とそっくりだったし!
(まぁそうでなくとも血筋とかありますが…)

じゃあジークボゥは誰と結婚するの?あと、句読点の解釈が分かり難かったけど、「膨大な命➡フィルモア帝国民」を救うのは、結婚によりもたらされるの?
頭を巡らせたら…いるじゃん、一人だけ。ふたつの文章に合いそうな、該当する人物が。

…もう判った方もいるとは思いますが、ここで昔からあった疑問が2つ。
「どうしてコーラス6は3巻で、フィルモアのパルチザンにいたの?」
「モンド・ホータスは、ジュノーにいるのにどうしてフィルモアの名残を多く残しているの?」
でした。
前者はまぁ身を隠すため、後者はそれだけ国の影響力が強かった、と片付けられるのですが…
でもブロードの先祖が何をしたか分かっていて、(あの説明シーンの前に彼は知っているはず)いくら大いなる過去の話とはいえ、あそこにコーラス6がいるのは何か変な気がちょっとしていました。フィルモアのパルチザンがでかいのかな、とかそんな風に思うことにしましたが。
後者は、滅びた国の象徴が何万年後別の星で大いに残っているのは、カラミティがなくなったあと、人々の思いがそうさせたのかな…でも良くわかりませんでした。

でもどちらもこれで解決するかも。
私が頭に思い浮かんだ妄想は
「ジークボゥはセイレイと結婚して和平を結び、フィルモアの一部がジュノーに移される」

…でした。どうでしょう?
でも、AKDのカラミティ侵攻の頃にはもうAKDの影響のない星はジュノーしかありません。
あと、今現在、フィルモアとコーラスは国交断絶状態…それも王族とはいえ一個人の恨みだけでそうなっちゃった(まぁラルゴの件がなくてもそうなってしまったかも知れないけど)のだから、大国同士の和解って何処かでなされるのではないかと前から頭にあったのですが…
大国同士が戦争を伴わず手を結ぶ、のはゴティックメードのモチーフとしてもありますし、繰り返されてもいいかな、と。

となるとDESIGNSの、それ以外でもあったような気がするセイレイに添えられた言葉
「理屈ではなく結果として彼女はコーラスの王女」
というのも凄く説得力が出てくる。分かりませんが、ダイ・グにはかなり怒りを表していた彼女が、その正体を知らぬままジークボゥに出会っちゃったりなんかしたら…
しかも娘を騎士には嫁がせたくない、と母エルメラ王妃は言ってますが…「ジークボゥのファティマは皆借り物で、生涯ファティマを娶らなかった」んですよ。これならOK?(いやそういう問題…か?)
しかもコーラス4は血を遺さず、セイレイの家系がコーラスの主流になって行きます。…当然コーラス6も。
繋がるじゃん!さっきのユニオ5のことも。私の抱いた疑問も。

…と思ってしまったわけです。いかがでしょう。え、おかしい??
果たしてその答えはいつわかるのかなぁ…

私が映画でベリンとトリハロンに感じていたもの、それは「恋をする前の柔らかな空気」でした。
それは例え言い争いをしていたってハッとするんです。何故かFSSではたまーに、何回か体感しました。そしてそれがとても好きだったりします。
他の映画でも一度だけあって、それは「おもひでぽろぽろ」だったりします。昔家族と観に行って父が「これは大人が観るべき映画だね」と感心していたのを後になって気付かされた一作です。当時は判らなかったのですが。
ただ二人は手すら触れあうこともなく別れてしまいました。それでちょっと悩んだのですが、
センセイが舞台挨拶でふたりの事を「淡い恋」だと仰って頂けたので、ああ、あってたんだ!とホッとしました。(^_^;)…

でも皆さんの身近にこういう空気を感じるひとがいるのなら、その手は絶対離さない方が良いですよ。

…以上、妄想終了。

20121107
チーク(@cheekandlip)

2012年11月6日

その1


どうもこんにちは。
映画ゴティックメードをご覧になられた方の中には、ひょっとして永野護先生の作品に接するのがはじめてだった方も決して少なくないとは思います。
映画をご覧になられて、どう感じられたかは勿論人それぞれです。
どうも先生の漫画作品「ファイブスター物語」とも関係あるらしい。それを知っていたか知らなかったか。それもそれぞれです。
それでも何かがとても印象に残った、あの二人の続きが気になった、あのゴティックメードってどうなっていくの?変な人たちいたけど何?
とにかく永野先生が作り上げた映画世界の続きを知りたい方への、これは簡単なガイドです。
もしこれを読んで分からないことがあれば遠慮なくご質問をいただければと思います・・・とはいってもファイブスター物語に四半世紀付き合ってしまった私でも、ゴティックメードの情報には分からないことも多いので、その点はご了承を^^;(不明の場合は今回ちゃんとその点も記させていただきます。)

まず・・・映画をご覧になって、この世界を気に入られたあなた。この後どうしましょうか。

とりあえずファイブスター物語の単行本1巻、もしくは最近新しく出たFSSリブート1を手に取ってみてください。(FSSはFive Star Storiesからくる略称です。)パンフレットをお持ちの方は、一番後ろに本の表紙が掲載されているのでそのリストを是非ご覧下さい。
映画ゴティックメードの冒頭、鳳凰(角川書店のマークですね)が星々を駆け抜け、その羽根の一枚がしおりのように漫画の一ページに落ちていきます。
あそこに出て来た書物はFSS12巻(既刊の一番最新のもの)のメインの最終頁(本当は続きがあるんですが)になります。
あそこで閉じられ、登場した少年少女達は、映画ゴティックメードと関連性があります。
しかしいきなりそこから追っても訳が分からないので、1巻から読むのが無難だと思います。

さて二種類あるFSS。単行本1巻がいいか、リブート1が良いかは、書き直し部分があるか、連載時のままか、という多少の違いはありますけれど、本屋さんにあったほう、あるいは表紙の好みで選んでいただいて全く構わないと思います。
え?手っ取り早く知りたい?そんな方は1989年に公開された劇場版ファイブスター物語を。ブルーレイディスクも現在発売中ですが、ドコモのアニメストアでも月額420円のパックで視聴可能。
こちらは永野先生全く関わっていませんが、奥様の川村万梨阿さんがベリン同様、こちらでも主役の声をされています。66分なのでゴティックメードとほぼ同程度の長さです。内容もおおむね原作どおりになっているので、漫画じゃ不安な方はこちらからでも追随可能です。

1巻をひとまずご覧になられたら、あ、映画に何人か同じような人がでていた様な、そんな気がしませんか?
漫画本が閉じられた後、冒頭シーンにいきなり微笑をたたえて登場したのは、ファイブスター物語の主役,
レディオス・ソープ(本当の名前は違いますがここでは伏せます。)とファティマ・ラキシスになります。そして角川書店のマークを持った書をパタンと閉じる謎の女性。この3人は乱暴に書きますが、この世界の神様です。
そして漫画ファイブスター物語の巻末には年表というものが必ず存在します。
ファイブスター物語は、この年表に書かれている出来事が不動のものとして絶対的な存在になります。ご面倒かもしれませんが是非一度目を通して頂きたいです。
そして白い本を閉じる女性の名前も、この年表の最後に書かれているので良かったらご覧下さい。というか彼女も、もう既に何回も物語には登場していますが。神様ですから。

ファイブスター物語1巻は年表右下あたり、成人したラキシスがソープと再会する2988年から始まっていきます。
しかし読み進めていくと途中で過去の話になったり、あるいは年表を超えたはるか未来の話になったり、あるいは全く異なる宇宙の話に移ったり、連載の時空系列は時々えらい勢いで飛躍します。
・・・ここまで書いたらお分かりになったでしょうか。ゴティックメードもファイブスター物語に絡んだ、どこかの歴史の話なのです。
その割には星や国の名前とか、出て来るロボットの名前とかが違いますが、それはまた後ほど。

映画ゴティックメードに登場するトリハロンは映画ではドナウ帝国の第3皇子という立場で詩女の警護を担当しますが、その後彼はベリンとの誓いを守って周辺諸国をまとめ、結果として"二重帝国"の初代皇帝になります。(映画では字での紹介だけですが・・・)
この二重帝国がファイブスター物語では名前を伴って登場します。(最後のキャスト紹介で一応その名前が出て来るのですが、あんまり速くて分かりませんよね^^;)その名はフィルモア帝国。
FSSの1巻でもひとコマだけ、その時の君主レーダー8世が登場しています。トリハロンは彼の遥か昔のご先祖様にあたるのです。
そしてフィルモア帝国はその後もずっとずっと、色々な形で登場します。主役のソープとラキシスのいる国家ではありませんが、かなり影響力の強い国なのです。時には物語の悪役的立場として登場することもあります。

さてファイブスター物語の年表に記されていて、もうかなり以前からファンの間ではその歴史が当然のように記憶され、加えてその一部がもう漫画には示されている未来の話があります。
このフィルモア帝国のある星、カラミティ・ゴーダースがやがて星ごとなくなってしまうのです。
1巻の巻末にある年表を今一度ご覧頂くと、それが3239年であることがお分かりになると思います。
ちなみに12巻現在では3031年の話が書かれています。え、まだ200年ある?いえ実はこの世界の人間の寿命は360歳位(かなり老いた状態で)あるので、実はもうあまり時間がありません。
現在漫画の世界では、この星の危機をもう既にフィルモア皇帝は承知していて、あれこれ動いています。それがどうなっていくかは、まだ今の時点では分かりません。
ここで重要な役として登場するのが冒頭の表紙12巻表紙に出て来る金髪ウェーブ姿の女性・・・しおりに閉じられた少女も同じです。
彼女の名前はクリスティン・V。彼女は当時の皇帝ダイ・グ・フィルモア5世に仕えるハイランダーです。
ハイランダー・・・ゴティックメードにもその単語が出てきます。この意味は両作品とも同じ、皇帝騎士で良いです。
そして皇帝ダイ・グはあの頁に出て来る少年です。

あれ、金髪ウェーブの女性って、最後に出てこない?
あれがクリスティン?・・・はい、そうです。
カラミティ・ゴーダースの星が崩壊する時まで、彼女はフィルモア帝国の皇帝に仕え続けます。
でもただ星が崩壊するのを待つわけではありません。まず多くの帝国民を、星の民をどこかに移さなくてはなりません。それはフィルモア帝国皇帝の宿命。
それを成し遂げなければならないのは、最後の最後に登場した、茜色のボロボロの衣を上に纏ったフィルモア皇帝なのです。それも妙なくらいトリハロンそっくりの、黒髪の彼。
あの茜色の衣は、ベリンが織った布を、トリハロンが皇帝の衣として仕立て上げ、それが3千年の時を越えて、代々の皇帝に受け継がれ着ている物なのです。漫画でも若き皇帝ダイ・グが当然のようにそれを着て戦陣に飛び出していきました。
但し、映画ゴティックメードの画面でアップになって現れるフィルモア皇帝・・・彼はダイ・グではありません。
このトリハロンそっくりの彼はファイブスター物語の連載が再開されるとほぼすぐに、新たに登場することが決まっています。勿論トリハロンとは違う名前です。まだこの時はフィルモア皇帝ではなく、トリハロンと似た年頃の少年です。
彼は非常に誠実で優しく、人望のある人柄なのだそうです。・・・あれ、そんなところもトリハロンに似ていませんか?

このトリハロン似のキャラクター・・・ややこしくなるので今は名前は伏せますが彼がやがて何と言う名前のフィルモア皇帝になるのかも既にファンには明らかになっています。
それがどうして分かるの?そして今漫画に出ているダイ・グ・フィルモア5世はどうなってしまうの?そしてこのトリハロン似の彼・・もし中身まで彼とそっくりだったら、いささか繊細過ぎないかと思われる新たなフィルモア皇帝は、星がなくなってしまう危機に一体どう立ち向かうの?
そういうのをあれこれ推察して楽しむのも、漫画ファイブスター物語の醍醐味の一つになると思われます。

やっぱり長くなっちゃったなぁ、まだFSS絡みのキャラクターは他にも登場しています。次回はそれも少し。ベリンのこともちょっと書きたいですが・・・







その2


さてすみません、こんなのに長々お付き合い下さりどうもありがとうございます。

さて映画ゴティックメードの最後に登場する謎のフィルモア皇帝。先にも書いたように彼はまだ漫画の最新刊にも登場しておりません。しかしどうしてファンは彼の名前がわかるのか?
それは「設定画」の存在です。
漫画ファイブスター物語の最初には必ずカラー頁があって、そこにセルで書かれた主な登場人物の絵と、簡単な説明が書かれているのをご確認できると思います。1巻なら、ラキシスもソープも掲載されていますね。
これを漫画の進行とは全く別に、作者は時々新しいキャラクターの存在を一枚の設定画とそれに付随する情報の形で予告しており、(そうではない場合もありますが)それは副読本という形になって、ファンに最新情報として提供しているからです。
今現在、それがまとまっていて容易が入手なものに「DESIGNS」という設定画集というものが出版されています。DESIGNSは現在1~3まで本屋さんで発売中。
そして次のDESIGNS4が発刊された時、漫画の連載再開が同時にスタートする事も作者は何年も前から宣言されています。

勿論ファイブスター物語は漫画単独だけでも充分に楽しめるのですが、DESIGNSはより深く世界に嵌りたい方への・・・贈り物なのでしょうか。
しかし、設定画が登場したからといって、実際に漫画に出て来るのはいつの日になるのかはわかりません。先ほど書いたクリスティン・Vだってその存在や画はかなり昔から示されていたものの、実際に登場したのは・・・いつだ?(^_^;)
※ただ残念ながらゴティックメードに登場するフィルモア皇帝に関する記載はDESIGNS4に載る筈です。急ぎ確認したい方は、リブート7に少年時の名前で白黒の線画と説明が掲載されていますのでそちらをどうぞ。

数多くある設定画からこの謎のフィルモア皇帝を読み進めていこうとすると、彼の隣にいたオレンジ色の女性の存在が重要視されます。彼女の名前はエスト。そう、もう1巻の冒頭に登場していますね。
彼女と、クリスティンの隣にいたもうひとりの孔雀色の女性・・・変な歩きかたしていましたね。これに関しては私もさっぱり分かりませんが(^_^;)この少女の名前は町(まち)というのですが。
彼女たちは映画ゴティックメートには直接関係ないのですが、ファイブスター物語では大変重要な役割を果たしています。
彼女たちはファティマと呼ばれる人工生命体。
ひとりの騎士(ヘッドライナー。ゴティックメードにもでてきた”天を取るもの”としての称号ですね。FSSでは元からこう呼ばれます。)に仕え、彼らの搭乗するロボットに一緒に乗り込み、その動きのコントロール及び騎士のサポートをします。
ゴティックメードではこのサポート役を人工頭脳で行っていたのですが、ファティマたちは人間と会話もしますし、騎士のコントロールにおかれるよう様々な制限を課せられていますが、あくまで生命ある存在です。それは時代が何千年も進んだ結果生まれた”変化”によるものです。(進化ではありません。)
最初に登場した、ファイブスター物語の主役であるラキシスもファティマの一人です。

このエストというファティマは、ファイブスター物語の中で様々な騎士に仕えることが既に決められております(もう漫画上でも何人か主人を変えています。)
その中に、町と同じ孔雀色のフィルモア帝国の制服を着ている画も存在します。そして、エストが仕えることになるフィルモア帝国の関係者はひとりしかいないことに、作者が設定画の脇で書かれている情報から明らかになっていくわけです。
もう二十年以上も前に、それははっきりとしておりました。ファンにとってみれば、この新しいフィルモア皇帝は「やっと絵になって現れた存在」でもあるのかもしれません。
まさか映画に出て来るとは、思いませんでしたけどね(^_^;)

この設定画・およびDESIGNSから明らかになる事がもうひとつ。
物語の終盤、何か変な男女が出てきましたよね。特にバラの花を頭につけたような女性。
彼女も今後ファイブスター物語に登場することの決まっている人物であり、既に設定画が何枚も公開されていました。
しかもあれで人間なんですよ人間!劇中にも登場しましたが、女性の名前はLDI20。エルディアイ・ツバンツヒと呼びますが。これはあくまでコードネームです。LDIにはまた別の名前があります。
彼女はゴティックメードの舞台よりもはるか昔から存在していて、そして遥か未来まで生きる人間だという事になっています。何でそんな設定なのかはまだ私にもわかりません(^_^;)
しかし、彼女は優れた科学者であり、また騎士でもあります。

そして彼女やユーゴ・マウザー教授(男性の方)が属している組織。彼らは映画に出てくるテロリストそのものではありません。
彼らは・・・台詞からわかるかな・・・その時必要とされている国や組織と”契約し”、それに基づいて彼らの優れた技術や情報を相手に提供している、とされる謎の組織です。その名はシステム・カリギュラ。
彼らは映画ゴティックメードでは最新GTMボルドックスをテロリスト(実際は違いましたが。)に提供し、トリハロン側の戦艦に関する詳細な情報、トリハロンの戦い方?(ごめんちょっと自信なし)などを契約していた相手側にもたらしていたのです。そこまで勝つ為のお膳立てしたにもかかわらず、ボルドックスはGTMカイゼリンに敗れます。
マウザー教授はあのボルドックスを設計した人物です。しかし・・・テロリストとの契約はそこまでだったのでしょう。彼らは深追いせずに彼らの住む星に帰って行きます。
彼らが何のために組織され、そしてどうしてあんな長命で高い技術を持っているのか、そして何が目的で動いているのか、今現在では分からないことが大変多いです。
ただ、システム・カリギュラの組織そのものは既にファイブスター物語にも登場し、そう、あのフィルモア帝国も含む何カ国かと契約し、華やかな舞台の裏で暗躍しております。
そしてLDIはまたFSSにも登場し、何処かの国で戦い・・・そしてどうなるのか。実は彼女がやがてどうなってしまうのか、大まかには分かっています(^_^;)ただ、その詳細についてはまだ明らかになっていません。
彼女がファイブスター物語でどのように活躍し、そしてどうして最終的にそこに落ち着くのか。漫画になる瞬間を楽しみにするのが(私のような)ファンだったりします・・・

このくらいにしておこうかな。まだファイブスター物語との共通点や謎は本当にいくつもあるのですが、あんまり長いと読む気にならなくなりますよね(^_^;)
最後に簡単にですがベリンについて。まだ確たる事がいえないので申し訳ないのですが、多分です、多分ファイブスター物語にも登場します。ただそれはいつの日になるかは分かりません。
それが分かったのは、映画のテロップに書かれたベリンの本当の名前と、事前にあった文章だけの数少ない情報から。
確たる事でなければあーだこーだファンの皆さんは色々考えていて、私も映画を観てから、色々頭をめぐらせています(^_^;)


映画ゴティックメードに沿って漫画ファイブスター物語の魅力・・・なのか中毒性なのか分かりませんが(^_^;)をお伝えしたかったのですがいかがでしょうか。
しかしこれはただのガイドで、本当の輝きは作品の中にあります。今回キャラクターにだけに的を絞ってご紹介しましたが、実際はその物語、デザイン、描写、モーターヘッドと呼ばれるロボット、と魅力的なものばかりが作品のそこかしこに散りばめられております。
もし映画ゴティックメードの何かに惹かれて、でも迷ってここに辿り着いてしまった方は、是非騙されたと思ってファイブスター物語の1巻、(もしくはリブート1)を手に取ってみてください。
何、漫画は12巻までしかありませんから、すぐ追いつきますよ(^_^;)

そしてようこそ、ファイブスターストーリーズへ!!


20121106 チーク(@cheekandlip)

追伸
流石にメカのことに何も触れなかったのも・・・なんですから、一つだけ。
もし映画で聞き覚えがありましたら、このキーワードは忘れないで下さい。「破裂の人形」。



2012年9月27日

38枚のお空スケッチ”まとめてみました。

今までこのブログで公開していた絵も含まれていますが、私が気がついたらiPadを取り出して15分くらいでスケッチしていた空の様子が結構たまっていたので、ここいらでちょっと纏めてみるか、と作業し公開してみる事にしました。 下の絵からpicasaに飛ぶと思いますので、良かったらお気軽にご覧下さい。
お空スケッチ
下手でも数がたまると結構面白い印象になりました。描いている時間は15分前後でも、(それ以上時間をかけると、空の光景が変わってしまうように思います。)その時々の事が結構鮮明に思い出されるものです。そして空の色はやはりその日によって全く異なるものですね。 
毎日描いている訳ではありませんが、「おっ!」と思ったら他の作業の手を止めてしまいます。(一日で複数描く日も。)大体2~3日に一枚くらいは描いているかも知れません。この辺りは立ち上がりも速く、機動性の高いiPadならではの利点だと思います。また、ibisPaintという優秀なお絵描きアプリのお陰。誰でもできて、、画材を買ったりする必要もありません。(私はスタイラスペンも使いますが、指でもOK。ペンは一本千円前後で売られています。)その点も気軽で大変スケッチ向き。大変ありがたいです。
今後も手軽な趣味として、このリンク先で絵を追加していく予定です。
また、ツイッターでも描いたらその場でツイートするようにしています。もし@西東京市など、@どこどこ。と書いてあるツイートを見かけたら、それはスケッチのツイートですので、窓を見つつ空気の違いを感じていただければ幸いです。
 日記みたいではありますが、つい上を見上げる習慣が出来たように思います。
  ただし、車など、周りの様子には気をつけないとね^^;

2012年9月13日

TIGER&BUNNYを観てみたよ

えー、まずというかいきなり自分語りになってしまって恐縮ですが…
このブログ以外にも漫画ファイブスター物語(以下FSSと略)やゴティックメード(以下GTMと略)についての別ブログ絶対秘密。を持っていたり絵やものを書いていたりする訳ですが、実はそれ以外のアニメや漫画にはさっぱり詳しくありません^^;
一部作品ファンの方なら分かっていただけるかもしれませんが、中学生でFSSに嵌ってしまったのは良いんですが、その膨大な設定がさっぱり覚えられず、それだけにのめりこんでいる毎日でした。その為、FSSが連載されているのはニュータイプというアニメ雑誌で、それを買っているにもかかわらず、他のアニメや漫画とはまるで縁のない生活を送ってきました。一通り中は見るため、流行のタイトルや絵は目にして知っているにも関わらず。
興味があれば自分からすすんで観るだろう・・・そんなスタンスで通してきてしまったのです。
なので、自分が知っているテレビアニメ・・・、特に21世紀になってから観たものって".hack//SIGN"しかありません。というか、この作品ももう10年前なんですね。・・・嗚呼。
それが大前提で話を進めさせていただきます。

twitterで色々な方とお話をしていると、趣味繋がりの方も多いからだとも思いますが、特に最近この作品名をTLで見ない日はない、という位の作品がありました。
それが”TIGER&BUNNY”(以下タイバニと略)だったのです。
私も前記のことがあり、その作品名だけは元々知っていました。しかしそれ以上のことは良く分からず^^;その内容については皆さんのツイートでうっすらと・・・という状態が長く続きました。
しかし本当にタイバニファンの方が多くて、今月どうも映画も公開されるらしく活発なやりとりを目の当たりにして、私もちょっと見てみようかな・・・とやたらと重い腰を上げてみることに。
幸いテレビシリーズの1話が無料で見られるらしい。とのお話を頂き、バンダイチャンネルでお試ししてみる事にしました。(iPadで観られる方法も教えて頂いたり、twitterでは本当にいろいろな方に助けられています。この場でお礼申し上げます。m(__)m)

しかし10年ぶりにテレビアニメちゃんと見たわけですが・・・凄いね、映画かと思ってしまった^^;
メディアミックスとか、DVD等のソフト化なども念頭に置いていたのでしょうけど、絵も丁寧だし、良く動く。
FSSの映像化を望む声ってよく聞くのですが、今なら可能なのかも、と思いました。アングルとかがハリウッドの映画みたいだものなぁ・・・
そして物語も王道かな?まだまだ分かりませんが・・・どこかノスタルジーすら感じさせる懐かしい特撮ものと、カートゥーン・ネットワークっぽい動きに、スポンサー云々や(F1ドライバーも含む、プロドライバーってこんな感じなのかな、と思ってしまいました。どうしてそう思ったのかは中を見ればわかります。)自らの利潤追求と対立する内なる正義の側面が顔を出し、大人でも充分楽しめるつくりになっていると思いました。それがスピード感に乗って演出されるのですから、これは流行るわけです。
多分これをアメリカは実写で行ってしまうのでしょうけど、アニメなのが日本らしい?

そんな印象でした。とても楽しかったですし劇場版には足を運ぼうと思いますが(ゴティックメードの件がちゃんとするまではテレビ版は後回しかな・・・そんなにあれこれ出来ない性質なので^^;)
同時に思った事・・・ものが売れるのって大変な時代になってしまったのかな、という感じです。今のコンテンツ産業・・・特に既存のものに関しては。スポンサーに対して自分らしさをも曲げてヘコヘコしなくてはならない主人公たちに、何故か思いが重なりました。冒険しにくいのかも知れないね。周りにあーだこーだ言われてすぐ切られちゃうかもしれないから。
ネットのお陰もあって、一から、例え素人でもインディーズみたいに簡単にものが、夢が売られるようになった側面がある一方、(私はしていませんが。)アニメや漫画も企業的な一面が・・・もともとあったものだとは思いますが、より多い収益を、より(グッズや作品にお金を出してくれる)多くのファンを、という要素を求められているのかな、という感じを受けてしまいました。

別にこれはタイバニの話にある背景を見ていて思っただけで、だから否だとか、だから興ざめしたという訳ではありません。もう前々からエンタテイメント的なことでは、うっすらと思っていたのでしょう。(FSSリブートなどの"関連商法"などでもあれはお布施っぽいなぁとか、時折感じていましたし)
作品自体はとても面白かったです。ただそれだけではなかったのも、この作品らしくて良いのではないでしょうか?
カメではありますが、ゆっくり追いかけさせていただきたいと思います。

※見終わった後、落書きしてしまいました・・・いろいろ違う^^;す、すみません。バーナビーさんのつもり・・・




2012年8月29日

ぶち壊そうとすら思った「絶対秘密。」

どうしてそう思ったかはさておき。(当該ブログにも少し書きましたのでそちらで。)
一昨日からずっと頭をずっと離れなかったのは、「絶対秘密。」を止める事ばかりでした。 私は今日は友人のところへ片道一時間半かけて出かけており、電車に乗っている間も、そのことを常に思っていました。iPadは持って行ったけど、音楽をその間聞くためだけのつもりで。
もう去年の状態に戻そう。ただの一ブロガーで良いじゃないか。どうせ自分のしていることは遠くの水溜りに意味もなく石を投げ込んでいるようなもの。さて締めの言葉についてはどうしようか、そしてどう「絶対秘密。」を閉鎖しようか、そんな事を考えながら。
しかし、高田馬場駅に着いて、西武線に乗り換えようとして移動しようとしたその時、窓から見えた景色に私は心を奪われました。
その夕日を、カメラにだけ収める事も出来たのですが、窓枠に近づいて、iPadにこんな風にスケッチしていました。

下手ではありますが、15分、集中して描きました。
去年の今頃にはなかった趣味です。そして描き終えた頃、自分はもう少し、・・・急に上手くなるわけではないけど、もう少し続けたほうが良いのではないか、そう思えるようになりました。
そしてブログを閉鎖するのを、止める事にしました。ほんの15分位の間の話です。
何かを表現する事自体は、・・・そのペースはさておき、今の自分がまだ求めている事のようです。
そんな出来事でした。たいした事ではありませんが、今日の高田馬場駅で見た夕日はちょっと忘れられなさそうです。


ついでに月も。これは月曜日の月、かな?夜が少しだけ涼しくなりつつありますが、どうぞ皆様も熱中症には、どうぞお気をつけて。

2012年8月19日

お空スケッチ

最近、何故かベランダや玄関から見た空をスケッチするのがちょっとしたマイブームになっているような気がします。
外出先でも大抵iPadを持ち歩くのですが、日当たりの関係や(描く場所が日陰でないと、反射してスケッチをするのは不可能な為)あと、時間もそれ程あるわけではないので、大抵15分くらいで仕上げるようにしています。(それ以上いると、今の季節やはり暑い・・・iPadも熱くなるし。)
勿論、それ以上時間をかけていると、雲や陽射しの印象も多いに変わってしまいます。刻々と変わっていくその色と形は、見ているだけでも何故かホッとするものがあります。
絵の技術は拙くとも、「そんな感じ」をサッとメモできて、形になるiPadはやはりありがたいものです。東京でも、空の彩りはなかなか美しく、楽しいものです。本当は、自分の画力のためには空ばかりでなくもっといろいろ描かなきゃ、なんですが^^;

ある時は、真っ赤に燃えるような入道雲の印象を。



昨日は、運よく虹が出る瞬間に遭遇し、慌てて描きました。7分くらいで虹は消えてしまいましたが、何とか捉える事は出来たみたいです。

これは今日の午前中の空を。ミニ入道雲群を捉えたかったのですが・・・難しいですな。
どうしても時間がない時は、iPadにはカメラが付いているので写真を撮っておくのですが、大抵撮ってしまうだけで満足してしまう。これは昨日のひばりが丘で携帯に慌てて収めたものを見ながら描いたものです。これだけ1hかかりましたが、やはり見た時の雰囲気は出しにくい・・・
(元の写真は、パソコンからなら隣のtwipicのバナーに表示されています。)
そしてまた、気がつけば上を見上げてしまうのでした。